「原子力村復活との闘い」志賀原発廃炉に!第16回口頭弁論

 川内原発二号機再稼働のこの日、志賀原発廃炉に訴訟第16回口頭弁論。

10.15-5 北野進原告団長は、昨今の司法に尻拭いさせる国政の劣化との闘いを。岩淵正明弁護団長は、原子力村復活との闘いを呼びかけた。けだし。
   今日の口頭弁論は、法廷で、証拠調べの一環で「日本と原発」を上映した。裁判長はじめ3人の裁判官は真剣な眼差しで見入っていた。

 報告集会で、北電はこの証拠調べに執拗に反対抵抗していたことが明らかにされた。「日本と原発」は、各地の法廷で既に証拠申請が受理され、視聴されてきているものだ。私は、自主上映会で視聴している。
 川内原発1,2号機の再稼働、伊方原発での再稼働への動き・・・。まるで、福島の過酷事故など無かったかのような雰囲気がつくられている。今も何ら解決のない被災地の苦悩、被災者の苦しみは視野から排除されている。権力はおかまいなしに自己目的を押し通す。本当に情けない限りだ。

 だからこそ、今、福島第1の事故の実態を裁判官は追体験してほしい。現実の事故発生がいかに取り返しの付かないことなのかを深く認識してもらうために。これが、岩淵弁護士の言う「原子力村復活との闘い」さらに「新たな安全神話との闘い」に他ならない。