スプリング・コミュニティコンサート2018♪

音楽は民族と国境を越えて

1 4月22日日曜日、県立音楽堂交流ホールに140人を超える観客の入場を得て、第6回を数えたスプリング・コミュニティコンサートを開催した。温かな気持ちでいつも支えてくれるスタッフのおかげで、半ばボランティアで出演して下さる出演者、そして聴きに来てくださる市民のおかげで回を重ねて来られた。深く感謝申し上げたい。

 日本歌曲と日本語の美しさを感じさせてくれた幅田満里子さんのソプラノ。対照的にコミカルに女性の感情を表情豊かに歌い上げたソプラノ加藤裕子さん。
 内蒙古出身の李彩霞さんは、金沢を拠点に二胡を広め、文化の国際交流、日中友好に寄与されてきた。渾身の弓裁きに、5年前になるモンゴル訪問時に聴いた遊牧民の少年が弾く馬頭琴の響きを重ね合わせた。
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 李彩霞さんを慕って集う彩霞二胡アンサンブルは、師弟演奏で百万石音頭を演奏し、会場を揺らした。
 この二部バリエーションでは、百萬石ウィンドオーケストラからの金管五重奏団が、リズムのキレ良く情熱大陸のハーモニーを響かせた。
 国際色は、何と言ってもインドネシアからの留学生たち12人の登場。金沢モスクを拠点につながり、留学生活を支えあっている。太鼓に合わせて披露したふるさとの歌は、戦争の気分を沈め、平和を呼ぶ歌だと語られた。
音楽レクは、いつもの話術巧みな野村泰裕さん。60本のバンジーチャイムで、参加者によるベートーヴェン「喜びの歌」を完成させた。
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 第三部は市民のステージ。再登場の新舞踊の衣川扇菊さんは、ご当地泉鏡花「滝の白糸」を哀切な情感を込めて舞納めた。
 筑前琵琶は高桑旭蓉さん。倶利伽羅合戦を舞台にした栄枯盛衰「篠原」を、女流ならではの叙情的な語りで聴かせた。
 しんがりの私は、シューベルトの「魔王」、「千の風になって」。アンコールを頂き、ベートーヴェン「喜びの歌」を会場合唱した。
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14プログラムの最後は、いつものふるさと合唱。一体感の中で終演した。
 今回も思いがけない方々、懐かしい方々との再会の場にもなった。楽しんで頂けたようなので、また次回をやろうかなと思っている。7

皆さんありがとうございました。🎵

 

 

 

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