今日は平穏な教育消防常任委員会

CRvCP6qUAAAzQcA[1] 今日は平穏な教育消防常任委員会。私は防災協力井戸と福祉避難所への要援護者避難について質した。
 防災協力井戸は、既存の使用井戸を災害時に住民に供する制度。ただ、これはボランティア的な協力だ。登録の際の水質検査は市が行うが、それ以外は所有者だ。これでは、メンテナンスの資力が伴わないと廃れてしまう。

 委員会閉会後、危機監理官が控室にやってきて、個別の候補井戸があるのではないかと尋ねた。確かに、防災協力井戸として維持することができないかとの相談がある。集会所向かいという立地だ。いざというときの有用性は考えられる。だが、維持が難しくなっている井戸の自己管理が前提となると、いつまで使える井戸として在り続けられるか疑問になる。災害時の水源確保という重要な課題を持続可能なものにする支援制度は改めて考えられていい。
 危機監理官は、登録開始から20年近くになる防災井戸については、再登録の手続きが必要だと考えている。ならば、水源確保のための新たな制度を考え合わせることも時宜を得ないか。そうやりとりを終えた。

 福祉避難所への避難の基本は、指定避難所が第一次避難。その後支援を要する要援護者は福祉避難所に二次避難するとされてきた。これが不合理だと、当事者家族などから疑問の声が上がっている。これに関しては、災害対策基本法改正を受けて、要援護者の避難マニュアルを策定している途上にあるから、所管である福祉局で、より要援護者の避難に適した誘導を検討していくものと答弁された。
 あくまで当事者の側から考察すること。