改憲思想に根がある 森喜朗氏の女性蔑視発言を批判

改憲思想に根がある

 安倍改憲NO!改め、憲法改悪NO!市民アクション・いしかわは、違憲安保法強行採決の「19の日」を忘れない。戦争法たる安保法を廃止し、憲法改悪の息の根を止めるまで、街頭に立つ覚悟だ。

 今日2月19日の定例街宣では、男が言わねばならないと思い、森喜朗氏の女性蔑視発言を批判した。 
 いつだって、つもりがないのが差別発言ではないか。差別と認識できないことが差別であり、差別の体内化だ。しかも国家的な。だから、中枢にいるほど誰もいさめず、擁護と慰留の大合唱であった。

 考えてみよう。あの70年に及ぶ侵略戦争の時代を支えたのが、男女の性別役割分業思想を根底に置いた家制度であった。

 権力の統治思想を破って開いてきた世界の市民社会は、ひとり一人の違いを前提に個人の尊厳と平等を普遍的価値として獲得してきた。今回は、そこからの批判が、オリ・パラリンピックの回路ゆえに発言の開き直りを通用させなかった。日本の女性たちも勇気を得て声を上げた。

 だが、男女差別を合理化する戦前思想は、今日の改憲思想に根を張っている。