沖縄戦犠牲者の遺骨混入土砂を埋め立てに使うな!

意見書提出は、「沖縄のことはみんなのこと」

 地元紙北陸中日新聞が、面的な切り口で今朝掲載した。(7月1日朝刊)

 沖縄以外で初とは、予期せぬ事だったが、私たち会派として意見書提出を考えたのは、沖縄のことはみんなのこと。即ち私たちの問題だからだ。人の尊厳への真摯な想いが、提出から全会一致へとつながったと思う。各議員の良識に敬意を表したい。

 戦争には本当のところ、勝者など誰もいない。生身の人間を苦しみの奥底に投げ入れる。地上戦のむごたらしさを想像できるようになったのは、幾たびもの沖縄訪問であり、再戦をさせない沖縄人の心の叫びに触れてきたことによる。そう、沖縄戦犠牲者たちから学はせてもらえたからだ。

 石川では、沖縄連帯の運動が脈々と紡がれてきた。普天間包囲人間の鎖。辺野古や高江での座り込み。ドキュメンタリー『標的の村』、「標的の島』は県内縦断自主上映に取り組んだ。山城博治さんとの共同街宣も一度ではない。沖縄の状況を固定悪化させてきたのは、本土の弱さや無関心と言っても過言ではない。

 だから、私たちのことなのだ。それに、珠洲市の坂本菜の花さんら若い世代が彼ららしく声を上げた。

 民衆が押されっぱなしの昨今だが、未来への可能性はちゃんと残っている。