第10回全国市議会議長会研究フォーラムに会派で参加

第10回全国市議会議長会研究フォーラムに会派で参加した。

CUEju1rU8AElXz9[1] 会場の福島市福島県文化センターでは、高松まつりででお世話になった岡下会長、福島市議会議長が挨拶。
 震災から1年8ヶ月、防災・復興がテーマだ。原発に依存しない社会を目指すと市長が歓迎。ただ、挨拶では、「風評」、安全性が強調された。福島では、放射能の懸念を口にすることがはばかられる空気。これを感じた。

CUEmbqSUEAImSfp[1] 基調講演は五百旗頭 真熊本県立大理事長。阪神大震災の復興に関わった経験から、東日本大震災の教訓を語った。津波からの生存は、「津波てんでんこ」の自己判断と自助、地震からは地域コミュニティ。災害前の高台移転など取り組む必要を強調した。

パネル ティスカッション 復興から「地方創生」
 国が補助金事業を下ろした途端に地方は住民から離れる。価値の中央集権的序列が貫徹しているのだ。国は地方独自の息長い復興を支え続けCUE8b4EU8AAmxEB[1]るべきだ。議会は合議制の機能を発揮し、専門性高め、主体的なまちづくりを志せと。地方の主体性を煎じ詰めれば、自治から地方政府への道筋だ。議会、議員は住民の中に入り、争点を可視化する役割を。

佐藤栄佐久さんと再開 民主主義と地方自治には気骨がいる

 原子力帝国からの決別を主張し、地方自治を壊す道州制に断固反対して知事の座を追われた佐藤栄佐久元福島県知事と旧交を温めた。秘書の遠藤さんも極めてお元気のご様子。
12243001_566898793462156_315776073951867036_n[1] 佐藤さんには、2012年金沢での講演会、その年の10月、くるま座の福島視察で、本当にお世話になった。大人物なのに、気軽に交わって下さり、変わらず壮健で、多岐に渡るお話に花が咲いた。再会を誓った。

二日目、課題討議

CUIrK1tU8AAeC3c[1] 震災復興と議会 陸前高田市、気仙沼市、南相馬市議会から震災復興を報告。議員は最も住民に近い。避難所、仮設住宅に入り、住民のニーズを当局へ伝え、住民合意を形にする。議員の役割は大きい。
 南相馬市議長は、原発事故はあってはならないと強調。放射能との闘いはまだこれからと。