子どもたちを守ろう

点数信仰から抜け出せない大人たちへ

 11月29日、いしかわ教育総合研究所が、半沢英一教育政策部会長を中心に、今年も全国学力テスト廃止を求めて県教育委員会に申し入れた。その後、声明を記者発表した。私も同席した。

 全国比較で1位だ、2位だと、過去問題練習の結果に如何程の意味があろうか? だめだしの繰り返しの下で、子どもたちは本当の学びから遠ざけられている。

 声明は、グローバルな市民社会を築くために求められる学力は、子どもの権利条約前文に示されていると指摘する。それは、平和・人権・共生・連帯の理念の体得である。

 良識と責任感ある教育行政の担い手に、全国学力テストからの離脱、制度廃止の勇気ある行動を求める。


フッ化物洗口 果たして学校の教育活動か?

 一方、12月18日には、小中学校へのフッ化物洗口導入の動きに対し、石川県教組金沢支部が反対署名を野口教育長に提出した。その数1770余筆。こうした意思表示はしばらくぶりだ。山本議員と私とが帯同した。
 

 いつもは穏やかな西田委員長が厳しい口調で、子どもたちにも教職員にも新たな負担を負わし、効果の検証も不明確なフッ化物洗口を学校で一斉に行う道理がない!と導入しないよう求めた。 最近国会でも、その効果を問う質問趣意書が出され、厚労省は明確な答弁をしていない。地元マスコミも関心が高い。

阿部知子衆議院議員の質問主意書
国も認めた「フッ素の効果」は根拠データがなかったー                          (健康情報研究センター)