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森一敏
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 2010年6月定例議会 本会議質問・答弁の要旨

6月16日質問全文はここをクリック

 参院選挙が間近に近づく6月議会は、山出市長の6選出馬の意思表明が最も注目される議会でした。市長は慎重な言い回しで去就について明言を避けました。私も会派一番手の質問者として市長の心境を聞きました。(詳しくは後述)この問題に対していろいろな意見があります。多選批判、高齢への懸念。会派社民は非自民統一候補として、是々非々ながら山出氏を一貫して支える側に立ってきた。本人の意思表明が未だない中で、踏み込んだ議論はすべきではないというのが良識的な対応であると考えました。市政をどう評価するか、これを最も議論すべきです。しかし、いつまでも任せることでよいのか。社民党の中にもそんな意見は当然にもあります。9月議会に向かい、いやでも態度をはっきりとしなければなりません。
 さて、6月議会で私は、個別課題に集中して質問しました。子どもプレーパークは、自遊創生団の高齢化?で暗礁に乗り上げたものをリセットする意図で質問しました。私は教育のオルタナティヴの発信拠点として、大乗寺丘陵公園に設置を目指しています。前向きな答弁を足がかりに2年かけた設置への検討を促していきます。
 21世紀美術館が再び「人体の不思議展」に会場を貸します。市の問題意識の希薄さには、良識ある市民が憤っています。総務常任委員会での審査も含め、しつこく問題を追及しました。
 一方、河川管理に関する質問は、いつもながら平行線でした。堤防問題で流下能力の低さを認めると、辰巳ダム建設の根拠が崩れることを恐れているようにしか思えません。これには大いに不満です。住民パワーが必要です。
 3月議会ではにお休みした恒例の市民のつぶやきは、観光施策に対する市民の意見を交え、具体的に5つの事項を採り上げました。 これには市当局の反応は良く、答弁にもとづいて地域調査が行われました。また市民提案を直接聞く場も設定されています。先週報じられましたが、二年間韓国旅行情報誌の記者を誘致して金沢の観光資源をPRするとりくみが14ページの金沢紹介記事になって結実したようです。その中に野田山の尹奉吉義士暗葬之跡も掲載されました。亡き朴仁祚さんも草葉の陰から喜んでいると思います。仁祚さんの取材協力、私たちの禮山郡との交流が実ったものでもあります。

 さて、議会議案である意見書の動向ですが、私たちが提出していた「教育予算の拡充を求める意見書」は、教職員の定数改善も含めこれまででは一番私たちの主張が盛り込まれた内容で全会一致で採択できました。

             
(2010.8.29 記)




6月定例議会は、27回目の本会議質問で、5項目を質問しました。
 通算27回目の本会議質問の項目

1.大乗寺丘陵総合公園整備と常設子どもプレーパークの設置について
・具体的な設置場所に関する本市の考え方を伺う。
・公園施設全般の管理とプレーパーク運営という継続的なソフト事業の融合を現段階でどのように構想しているのか。
・「見晴らしハウス」が、プレーリーダーやプレーパークの運営に携わる担い手が利用できる施設として建築されるのか。
・遊びの力を認識し、子どもたちの豊かな遊びをコーディネートしようと活動するNPO団体などと十分連携し、本市の拠点的な子どもプレーパークを誕生させるための公園管理のあり方をこれから鋭意練り上げよ。


2.「人体の不思議展」の開催について
・国内外で問題視されてきた人体標本展示への認識を伺う。
・2005年開催時の市民ギャラリー貸館、名義後援の許可をどう振り返っている。
・いかなる検討を行い、どのような評価を持って本年開催の会場使用の許可を行ったのか。
・会場使用許可を取り消す考えは。
・名義後援の申請、子どもたち、市民並びに職員への宣伝協力の要請に対してどう対応するか。


3.犀川JR鉄橋付近の流下能力に関わって
・最も危険箇所と指摘される本江町付近の流下能力の実態をどう認識しているのか。
・開業前の新幹線架橋を北陸本線の仮設線として利用し、112年も前の耐震性にも大いに疑問がある橋脚を付け替えることを提案する。国、県、JRとも協議し速やかに対応せよ。
・当面は、左岸側の堤防かさ上げを付近住民に説明の上、行え。


4.市民のつぶやきから  観光都市金沢のいくつかの課題について
・補正予算案に上程されている観光分野における民間提案型雇用創出事業の具体的な内容は。・一般市民、NPOなど市民団体が参画する中で市民に密着した観光施策を練り上げよ。
・確実な空き缶回収を伴う自販機設置や空き缶回収なき自販機設置を認めないなど、事業者に対する行政としての指導強化を求める。
・観光交流サロンに、外国人観光客が利用する周辺飲食店が外国語のメニューをつくったり、接客に必要な外国語知識を得たりするワークショップやコーディネート機能を持たせてはいかがか。
・バス事業者と連携し、路線図の工夫や外国語案内の充実にとりくめ。
・韓国誘客集中イヤーにあたって、金沢の魅力を発信するとりくみの成果と課題を聞く。


5.任期満了を控える市長の心境を聞く
・5期二十年の任期を残り半年。長年、市政の最高責任者として歩んでこられた山出市長の現時点での率直な心境を尋ねる。
1.大乗寺丘陵総合公園整備と常設子どもプレーパークの設置について
 大乗寺丘陵総合公園整備にあたって、私は2005年12月議会で、当時暫定的に公園内に設置され、実験されていた暫定プレーパークを本格的な子どもプレーパークとして常設すること、建設される管理棟をプレーリーダーが利用できるものとし、プレーリーダーの養成と将来的なプレーリーダー制度の確立を支援することを求めた。
 私の質問に対し、山出市長は、「自然を残し、子どもが自由奔放に、触れて、遊んで、走って、学べるゾーンにしたい。本格的なプレーパークに近いものではなかろうか。管理棟をプレーリーダーが利用できるよう、前向きに検討したい。」と答弁された。加えて当時の石原教育長は、「子どもの安全を見守り、活動の手助けをするプレーリーダーの存在は不可欠と認識している。人材育成にとりくんできた自遊創生団の今後の自主的な活動を支援していきたい。」と答えておられる。この前向きな答弁から4年半。整備のゴールが見え始めた今、改めて子どもプレーパークの設置に関わっていくつか質問する。
森議員 具体的な設置場所に関する本市の考え方を伺う。
公園施設全般の管理とプレーパーク運営という継続的なソフト事業の融合を現段階でどのように構想しているのか。遊びの力を認識し、子どもたちの豊かな遊びをコーディネートしようと活動するNPO団体などと十分連携し、本市の拠点的な子どもプレーパークを誕生させるための公園管理のあり方をこれから鋭意練り上げよ。
山出市長 子どもの生きる力を伸ばすという教育的視点を加味した公園整備の考え方に敬意を表したい。大乗寺丘陵公園は,元々人間の手をできるだけ入れずに自然を残して親しんでもらおうという考え方で整備してきた。従って市が直接管理した方がいいかとも思っているくらいだ。
山城風遊び場も自然をそのまま残しているので,子どもたちも自然に触れて遊んで学べる空間として積極的に活用されなければならないと思っている。ただ,プレーパークは,一般とは違って木を切ったり、火をたいたり、穴を掘ったりと禁止項目のない遊び場だと聞いている。そうなると、利用者の安全や施設の管理について一定のルールが必要と考えられる。どんなルールがいいのか検討したい。
プレーパークの設置運営に当たっては,ハードの面だけではなく,運営に携わるプレーリーダー、スタッフの養成、プログラムの提供などのソフト面の充実が重要だ。ルールを作りながら、お年寄りから子どもまで安心して散策し、草花を楽しめる場所でありたい。プレーパークをそこにつくるということは、利用者の理解、プレーリーダーの配置、関連団体との連携など管理運営の仕組み作りの研究課題もあるが、市としても真剣に検討を進めていきたい。
森議員 「見晴らしハウス」が、プレーリーダーやプレーパークの運営に携わる担い手が利用できる施設として建築されるのか。
山出市長 見晴らしハウスは休憩施設としてばかりではなく、自然環境に関する学習や地域住民の会議室など誰もに開かれた施設として整備を進めている。プレーリーダーの研修や人材育成の場としても利用してほしい。
2.「人体の不思議展」の開催について
  「人体の不思議展」が、再び21世紀美術館市民ギャラリーでこの8月に開催予定と伺っている。私も展覧会を観た者の一人だが、実物の人体標本の展示に強い違和感を覚えた。この間、本展覧会には、全国で多くの疑問と問題指摘が相次いできた。 その第一は、根源的な問いである死体の尊厳とその使用目的についてである。既に国会では、「人体の不思議展」の国内展が、刑法の死体損壊罪に抵触するのではないかとの質問が行われている。
 次に、「人体の不思議展」がその目的とする人体や健康に関する教育活動の実態が、医学研究や社会教育の視点から合理性があるかが問題となる。本展覧会は、営業利益を目的とする興業に他ならない。
 第三に指摘されているのが献体詐称の問題だ。中国人の「献体」とされる人体標本について、適正な献体手続きがなされているのか。
 このような重要な問題点をはらむ「人体の不思議展」に対して、2004年ドイツの解剖学会が、献体に関するの解剖学会の原則にことごとく反するとの批判声明を行ったのを皮切りに、近年では09年3月ベネズエラのチャベス大統領が人体展の世界巡回はモラル低下の証と批判、同年4月、フランスの裁判所が死体処置新法に基づいて人体展の中止命令、さらに7月にはハワイ州で人体展禁止が法制化されるなど、国際的に人体展の倫理的問題への厳しい措置が広がっている。国内でも、当初後援団体に名を連ねていた日本医師会や日本医学会などの中央の医学・医療団体は、2007年度以降後援を降りている。県内においても石川県保険医協会が本市に対して貸館の中止を要請したのに続き、県医師会が主催者側に展覧会の中止を要望するに至っている。
森議員 このように、国内外で問題視されてきた人体標本展示への認識を市長に伺う。
山出市長 展覧会の趣旨は、人間の人体のしくみを理解し、様々なことを感じ考えて頂くことだと聞いている。近年、この展覧会に対して法的、倫理的にいろいろな意見が出ていることも承知してる。
森議員

2005年開催時の市民ギャラリー貸館、名義後援の許可をどう振り返っているか。いかなる検討を行い、どのような評価を持って本年開催の会場使用の許可を行ったのか。

山出市長

当時の許可は手続きに沿って進められていて、問題はなかったと思っている。全国各地で広く開催されており、医療関連団体、石川県とともに後援を行ってきたところだ。

森議員 会場使用許可を取り消す考えはないか。
山出市長 市民ギャラリーの使用については、芸術創造財団が外部委員も交えた委員会に諮って法令等に基づいて決めていく。今回の使用については、全国的に広く開催されてきていることや、学際的な展示にも使用を許可していることから、今のところ、許可を取り消すことまでは考えてはいない。
森議員 名義後援の申請、子どもたち、市民並びに職員への宣伝協力の要請に対してどう対応するか。
山出市長 名義後援の申請、子どもたち、市民並びに職員への宣伝協力の要請に対してどう対応するか。
森議員
(再質問)

私は、21世紀美術館において、学術的な博物展示全般を問題にしているわけではない。2005年当時の認識を大きく問題にしているわけでもない。ただ、あれから5年、いろいろな問題が明らかになっている。この時点で適切な判断が求められていると言っているつもりだ。市が主催しているのではないから、把握できる情報も限られているかもしれないが、特に倫理的な問題について、世界中が非常に注目し、この展覧会は有料でお見せするのはふさわしくない内容だとの認識が広まっている。これを踏まえて、本誌として許可した貸し館を見直すべきだと申し上げている。一部の者がいっているだけと捉えているのか、問題をはらんでいると捉えているのか、再度答弁を求める。
また、答弁にはなかったが、後援申請は受けていないとのことだが、市職員が入場協力することになっているやに聞くが、事実関係はどうなっているのか。

山出市長

展示内容について価値観に違いがあることは事実だ。もうひとつ、医学的なガイドラインが確立されていない。こういうことから、市として問題があると言う立場になれない。ここは、ご理解頂きたい。ガイドラインが確立されていないことも含めて、これからのテーマにしていきたいと考えている。
市の職員だが、互助会で自ら選択して使用するしくみになっている。市として積極的に行くように宣伝しているものではない。ご理解頂きたい。

森議員(再々質問) 市長が言われたガイドラインだが、世界的に問題になっていることから、解剖学会がガイドライン策定に入っていると聞く。問題ありとの現われだと思う。これも踏まえて市として誤りなき判断をしてもらいたい。要望である。答弁は求めない。
6月21日の総務常任委員会でさらに以下の追及を行った。

 ひとつは、貸館申請許可事務の実態と互助会が「人体の不思議展」入場無料引換券を職員に配っている点について。具体的には、市民ギャラリー使用許可を行った21世紀美術館を指定管理する外郭団体芸術創造財団が、諮問する会場使用運営委員会に何ら問題提起せず、世界規模で人倫上の問題をはらむ同展覧会開催への貸館の是非を適正に議論できなかったこと。また、5年前の貸館時に名義後援したことを無批判に理由として、この2月の段階で諸行事の中から同展を補助事業として選択してしまった互助会の不見識だ。互助会の財源には福利厚生費として公費も三分の一投入されている。入場引換券とは言え、一定の公費が主催者に流れることを意味する。本会後答弁同様、疑義が出されていることは承知しているが、貸館拒否まではできない。互助会も積極的に入場を奨めているわけではないと言い訳が繰り返された。この「アンテナの低さ」がこの対応の本質であるならば、猛省を促したい。ことは表現の自由では済まされない人権と倫理に関わる問題だから。
 当局も、これだけ問題指摘されては、認識の不足、今後の慎重な対処を課題として総務局長が申し開きせざるを得なくなった。
                   (6.22「森かずとしのワイワイ談話室」から転載)
3.犀川JR鉄橋付近の流下能力に関わって
 浅野川水害からやがて二年。梅雨入り、真夏の気まぐれ降雨、そして台風シーズンと続く降雨の季節を前に、水害防止にとって気がかりな課題が何点かある。私がこれまでに指摘してきた問題点に対して動きがないものの一つに、犀川左岸JR鉄橋が架かる本江町付近の流下能力不足がある。端的に申し上げれば、本江町側JR鉄橋下の堤防がその上下流に比べて極端に低くなっていることと、鉄橋を支える10本の橋脚を守るために河床高を高めた結果、橋脚によるせき上げも相俟って流下を大きく妨げている問題だ。この本江町付近がもっとも危険度が高い箇所となるが、県水防計画では、今年度も危険箇所に指定されてはいない。隠された危険箇所ではないか。さらにこの付近の流下能力を阻害している要因にJR鉄橋がある。
森議員 最も危険箇所と指摘される本江町付近の流下能力の実態をどう認識しているのか。
山出市長 県からは、本江町付近の流下能力が毎秒1000立方メートルであり、当面の治水安全度は確保されていると聞いている。流下能力確保には、河川の浚渫が大切だ。県も浚渫を進めてきているが、引き続き適切な管理を求めていきたい。
森議員 開業前の新幹線架橋を北陸本線の仮設線として利用し、112年も前の耐震性にも大いに疑問がある橋脚を付け替えることを提案する。国、県、JRとも協議し速やかに対応せよ。
堂園土木部長 県からは、JR鉄橋は上下に並んでおり5基と考えてよい。これによる流下能力の影響は少ないと聞いている。またJR西日本からは、鉄橋橋脚は法令に基づき、定期的に検査をしており、耐震性についても列車運行上の安全性は確保されていると聞いている。ただ、指摘の通り鉄橋は古いものなので、課題については関係者と相談していきたい。
森議員 当面は、左岸側の堤防かさ上げを付近住民に説明の上、行え。
堂園土木部長 県からは当面の安全性は確保されているとのことなので、特別な対策を求める考えはないが、全体計画に従って、犀川の改修について機会を捉え要望していく。
森議員
(再質問)
管理主体が県だから、県の説明の根拠を得心にいくように検証するには制約があると思う。浅野川水害において越水した主計町付近では、計画通りの河床高まで掘り下げられてはいなかったことがわかり、堤防の根継ぎ工事までやって、河床を掘り下げているではないか。だから、鉄橋付近のの流下能力が本当に問題がないのか市として追及してもらいたい。再度所見を聞きたい。
山出市長 ご指摘の趣旨については、先方に伝える。それはそれとして、市としてもありようについて確認し、議論し、検討し、県に言うべきことは言っていく。
4.市民のつぶやきから 観光都市金沢のいくつかの課題について
 
国内外の諸都市との交流が活発化する中、市民の中に観光に対する関心と意識が高まってきているのを感じる。観光とは平和産業であり、その土地土地の素晴らしい価値あるものを地域を越えて共有する営みだ。その発展が歴史や文化の相互尊重を促し、地域の経済循環、雇用創出にも寄与する。いくつかの市民のつぶやきを踏まえ、課題を提起する。
森議員 補正予算案に上程されている観光分野における民間提案型雇用創出事業の具体的な内容は。
山出市長 この事業は、民間事業者などから外国人観光客受け入れ体性整備に関するプロポーザル(事業提案)を受け、外国人が金沢を観光する際の課題を調査分析するものだ。
森議員
一般市民、NPOなど市民団体が参画する中で市民に密着した観光施策を練り上げよ。
山出市長 これまでも地域住民や観光ボランテイアと協力してきているが、この調査無含め、一般市民、市民団体からの提案、参画も頂きながら、市民と密着した観光施策の推進にとりくんでいきたい。
森議員 確実な空き缶回収を伴う自販機設置や空き缶回収なき自販機設置を認めないなど、事業者に対する行政としての指導強化を求める。
山田産業局長 一部の心無い観光客による空き缶のポイ捨てが依然として無くならないことを憂慮している。本誌としても観光地周辺のカンポストの設置されていない自動販売機の実態を調査し、設置業者や関連店舗に強く是正を求めていきたい。併せて、街づくり協定にカンポスト設置が盛り込めないか研究したい。
森議員

まちなか観光交流サロンに、外国人観光客が利用する周辺飲食店が外国語のメニューをつくったり、接客に必要な外国語知識を得たりするワークショップやコーディネート機能を持たせてはいかがか。バス事業者と連携し、路線図の工夫や外国語案内の充実にとりくめ。

山田産業局長 5月から、増加する外国人観光客に対応するために、英語が堪能な職員を一人配置したところだ。ご指摘のいくつかの課題については、有意義な施策だと考えており、観光ボランテイアまいどさんやバス事業者とも連携し、その具現化に努めたい。
森議員 韓国誘客集中イヤーにあたって、金沢の魅力を発信するとりくみの成果と課題を聞く。
山出市長

19年度から毎年韓国メデイアを呼んでいる。ドラマや映画の撮影協力にも努めてきている。韓国の新聞雑誌に十回以上載っている。放映されたテレビ番組も好評だと聞いている。一定の成果があると考えている。
知名度不足もあるかもしれないので、誘客集中イヤーである今年は、文化芸術団体の受け入れ、韓国最大の旅行展への初参加などにもとりくんできた。引き続き積極的にとりくんでいきたい。

5.任期満了を控える市長の心境を聞く
森議員 5期二十年の任期を残り半年。長年、市政の最高責任者として歩んでこられた山出市長の現時点での率直な心境を尋ねる。
山出市長 市長という立場になり、なかなかに難しい時代だ。思い切ってやらねばならないが、財政がどうなってもいいというわけにはいかない。後年度負担への配慮も必要だ。「果断と慎重」といういかにも相反する価値観をどうやって調和させていけばいいのか難しい課題だが、一生懸命励まねばと思っている。任期は12月9日まで。去就がどうなるにしても、一日一日誠意を尽くして参るつもりだ。「誠は天の道なり。これを誠にするは人の道なり」こんな心境だ。





金沢市議会HPで、詳細と本会議映像が見られます。

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