開会前夜も地元でミニ集会に30人以上の住民の方々にお集まり頂いた。こうした選挙準備の活動と平行して、ようやくこぎ着けた発言の骨子は右の通りです。
答弁の中で、金沢市内での自殺者数を人口動態調査から見ると、自殺者数は減少傾向から増加に転じ、2009年は、前年比15人増の97人になっている。2010年の速報値で石川県で増加していることを見ると、さらに昨年一年間では増加していることを心配します。パーソナルサポート事業が国で進められていますが、ワンストップサービスに精神的サポートを組み込んで、一人一人の状態を支えていく取り組みが急務です。ネットワーク会議について自殺予防機能強化が果たされるのか、注視したいと思います。
また、学校選択制度の見直しについては、旧態然たる教育長答弁です。選択のニーズに応え、特色ある学校が地域との連携で達成されていると言いますが、評価が表面的に過ぎます。子どもの育ちは、いかに地域生活者として人間的なつながりの中で育つことができるのかで規定されるのです。深いものがある。青年の孤独化、無縁者会化、そのアンティテーゼが絆教育ではないのか。教委に主体性がないなら、地域住民の運動で再考を促していくより他ありません。
山野市長の公約ブレが表面化しています。民間人副市長登用は後退しました。フルマラソン実施日はこだわらないといいます。ガースナーの言葉とは裏腹ではないでしょうか。「新自由主義的な企業経営のカリスマである元IBM会長のルイス・ガースナーの言葉を二度も引用されたことは、市長のアイデンティティを象徴して興味深いものでしたが、これが政治家や社会運動家のものではなかったことに、違和感を覚えたのは、私一人だったでしょうか。」私は、冒頭このように発言しました。
議員は、様々な思いでこの3月当初議会の閉会を迎えました。被災地の惨状に心を痛め、原発震災の正に綱渡りの水際作戦に、被爆覚悟で当たる現場関係者に思いをはせる。議会や議員が為すべき事は何か、重い問いです。
金沢市議会のそうした思いは、全会一致で採択した東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書に込めました。
ところで、2011年度予算案は、山野市政初の年間予算案でした。学校図書館司書の導入、学卒未就職者雇用促進奨励金制度の新設、特別支援教育指導補助員の増員など、我々から見て評価できる事業が組まれています。無線LAN構築事業やシティフルマラソンの調査事業などは、特に反対するものでもなく、予算案には賛成しました。山野色はこのような感じで行くのか、見守っています。新聞は「議会は様子見」と書きました。
この議会、40年間活躍してこられた我が会派社民代表の平田誠一議員が最後の議会を終えました。名物となってきた連合審査会での一問一答の妙も聴くことが出来なくなります。JT旧たばこ工場跡地を買収したい本市が、マナー条例制定を目指しては、交渉はうまくいくのかと、独特の皮肉を込めて市長に迫りました。これを会派を超えて議員達が楽しみにしてきました。窮地を救われたことのあるある市職員が、寂しくなると礼を言いにやってきました。弱い立場の者をとことん助ける議員であることは、私も目の当たりにしてきました。 近頃は、何もかも私の意見に任せて「お前の言うとおりにやれ」ばかりでした。いつまでも頼っていてはいけない。議員の任期は5月1日まで。私も任期が終わります。生き残って議場に戻ってこなければなりません。自治体選挙まで一ヶ月。身が引き締まります。
ところで、意見書では、会派から提出した「障害者基本法改正におけるインクーシブ教育に関する意見書」、「森林・林業活性化を求める意見書」を採択することが出来きました。インクーシブ教育に関する意見書では、全会一致を目指して自民党系二会派と文言調整を試みましたが、最終段階で自民系にある「アレルギー」(だそうだ)によって決裂となりました。公明党、共同提出会派民主クラブ、金沢民主、日本共産党が賛成し、多数を確保できての採択です。国連の障害者の権利条約の日本批准は後発組です。情けない。特に教育では分離教育が未だに続いています。文科省にある古い価値観が自民系の根本にあることが端なくも露呈しました。時代は変わります。確実に。
また、学校選択制度の見直しについては、旧態然たる教育長答弁です。選択のニーズに応え、特色ある学校が地域との連携で達成されていると言いますが、評価が表面的に過ぎます。子どもの育ちは、いかに地域生活者として人間的なつながりの中で育つことができるのかで規定されるのです。深いものがある。青年の孤独化、無縁者会化、そのアンティテーゼが絆教育ではないのか。教委に主体性がないなら、地域住民の運動で再考を促していくより他ありません。
山野市長の公約ブレが表面化しています。民間人副市長登用は後退しました。フルマラソン実施日はこだわらないといいます。ガースナーの言葉とは裏腹ではないでしょうか。「新自由主義的な企業経営のカリスマである元IBM会長のルイス・ガースナーの言葉を二度も引用されたことは、市長のアイデンティティを象徴して興味深いものでしたが、これが政治家や社会運動家のものではなかったことに、違和感を覚えたのは、私一人だったでしょうか。」私は、冒頭このように発言しました。
議員は、様々な思いでこの3月当初議会の閉会を迎えました。被災地の惨状に心を痛め、原発震災の正に綱渡りの水際作戦に、被爆覚悟で当たる現場関係者に思いをはせる。議会や議員が為すべき事は何か、重い問いです。
金沢市議会のそうした思いは、全会一致で採択した東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書に込めました。
ところで、2011年度予算案は、山野市政初の年間予算案でした。学校図書館司書の導入、学卒未就職者雇用促進奨励金制度の新設、特別支援教育指導補助員の増員など、我々から見て評価できる事業が組まれています。無線LAN構築事業やシティフルマラソンの調査事業などは、特に反対するものでもなく、予算案には賛成しました。山野色はこのような感じで行くのか、見守っています。新聞は「議会は様子見」と書きました。
この議会、40年間活躍してこられた我が会派社民代表の平田誠一議員が最後の議会を終えました。名物となってきた連合審査会での一問一答の妙も聴くことが出来なくなります。JT旧たばこ工場跡地を買収したい本市が、マナー条例制定を目指しては、交渉はうまくいくのかと、独特の皮肉を込めて市長に迫りました。これを会派を超えて議員達が楽しみにしてきました。窮地を救われたことのあるある市職員が、寂しくなると礼を言いにやってきました。弱い立場の者をとことん助ける議員であることは、私も目の当たりにしてきました。 近頃は、何もかも私の意見に任せて「お前の言うとおりにやれ」ばかりでした。いつまでも頼っていてはいけない。議員の任期は5月1日まで。私も任期が終わります。生き残って議場に戻ってこなければなりません。自治体選挙まで一ヶ月。身が引き締まります。
ところで、意見書では、会派から提出した「障害者基本法改正におけるインクーシブ教育に関する意見書」、「森林・林業活性化を求める意見書」を採択することが出来きました。インクーシブ教育に関する意見書では、全会一致を目指して自民党系二会派と文言調整を試みましたが、最終段階で自民系にある「アレルギー」(だそうだ)によって決裂となりました。公明党、共同提出会派民主クラブ、金沢民主、日本共産党が賛成し、多数を確保できての採択です。国連の障害者の権利条約の日本批准は後発組です。情けない。特に教育では分離教育が未だに続いています。文科省にある古い価値観が自民系の根本にあることが端なくも露呈しました。時代は変わります。確実に。