25日午後は、先進地豊中市教委から支援教育担当者を招き、ノーマネットはくさんが学習会を開いた。「医療的ケアの必要な子が地域で共に学ぶために」
白山市は、今年度から福祉サービスとして、学校で医療的ケアを要する子どもに介助員を派遣している。豊中市にならい、白山市は、教育権保障に大きな一歩を記した。
豊中市教委の高畠さんには、去年6月のつながりの会視察以来の再会だったので、後付けエレベーター設置事業化を報告し感謝した。
「来年4月から障害者差別解消法が実施される。看護師が足りず子どものニーズに応えられないなどということにならないよう、危機感を持ってやっている。」高畠さんのこの発言に、石川県、金沢市教委との意識の落差を感じた。白山市の介助員派遣事業も、当初市教委に事業家を働きかけたが、予算措置が困難などの理由で断られ、福祉部門の事業としてスタートさせることになったという。私の隣で話を聞いておられた金沢市の参加者は、孫が呼吸器を付けて特別支援学校に通っているが、看護師が居ながら親の付きそいが続いていると嘆いておられた。
豊中の支援教育は、先進地の認識はないという。必要なことを当たり前にやっているだけと言う言葉がいつだって返ってくる。そうなのだ、豊中市をいつまでも先進地扱いしている私たちの側に弱さがあるのだ。
改めて、法制度改革は進んでも、旧態然とした意識が変わるには 時間がかかることを考えさせられた。文科省は来年度予算の概算要求で学校看護師制度の導入を検討しているようだ。
壁は厚いが、スクールナース制度を目指してアタックし続けたい。
〔フェイスブックに寄せられたコメント〕
宮地 和夫 ご苦労様です。
市教委とは市立豊中病院と安定性の高い学校派遣看護師制度をつくろうと議論してきましたが、市教委登録の看護師に拘り実現出来ていません。
潜在看護師に活躍して頂くため、市教委・市立豊中病院・豊中保健所の連携が不可欠と考えているのですが。・・・
市教委とは市立豊中病院と安定性の高い学校派遣看護師制度をつくろうと議論してきましたが、市教委登録の看護師に拘り実現出来ていません。
潜在看護師に活躍して頂くため、市教委・市立豊中病院・豊中保健所の連携が不可欠と考えているのですが。・・・
森 かずとし なるほど、豊中病院との連携を拡大する制度拡充ですね。潜在看護師の力を発掘することは、金沢でも戦略目標です。それにしても、石川県は、看護師のいる県立特別支援学校でも、呼吸器の子どもには親を付き添わせているんです。あまりの落差です。これが差別であるとの認識がありません。
高 和世 今日は扇台の文化祭で行けませんでした。是非お世話になった方々にお会いしたかったです。
法律は変わっても、社会の人々の心まで変わるにはまだまだですね。悔しい、腹立たしい気持ちをバネにしていつかきっと理解しあえるインクルーシブな社会を目指して行きたいです。
森 かずとし 100年も意識が変わるのを待つわけにはいかないですからね。