10月7日、地域の学校に通う障がいのある子どもの保護者が市教委に要望した。進学先の中学校にエレベーターの設置を。もう一点は学校看護師の早期配置。進学先の金石中学校は一年生は5階。呼吸器をつけての学校生活は現在、看護師資格者の無償ボランティアの善意で支えられている。
合理的配慮
後付けエレベーターの計画的設置は、今年度から事業となった。既に兼六中は供用開始、額中には補正予算が付いた。子どもの就学を保障する必要から第三の学校が金石中学校だ。今日は二人の当事者保護者が教育総務課長に要望書を提出して、子どもの状態への合理的配慮を求めた。
子どもの状況にも配慮する基本答弁があるので、検討したいと応じられた。
学校看護師導入要望は、もう足掛け三年の課題だ。今年度、文科相が予算を小中学校にも拡充し、ようやく市教委も重い腰を上げた。
来年度制度導入を目指し、市教委として豊中市、吹田市を視察し、配置手法の検討と課題整理を進めていることが席上報告された。医療的ケアの内容については、医師、校長、市教委、保護者などからなる実施検討委員会を設置して検討を加える。看護師確保の見通しも持たねばならない。
「予算要望と議決が前提だが、来年度制度導入に向けて条件を整えていきたい。」
この市教委の青写真に対し、保護者からは、子どもの新学年当初の大切な時期に間に合うようにお願いしたい。保護者としても可能な協力を惜しまない、と思いが述べられた。