この秋も社民党石川県連合は志賀原発石川県防災訓練をチェック

この秋も志賀原発石川県防災訓練をチェック

 志賀原発は、3.11以前から現在まで2機とも原子炉が停止したままだ。
 だが、燃料プールの冷却機能を喪失すれば、核物質放出事故に至る。防災訓練は、これを想定してやらなければならない。
 

 今日11月4日の石川県原子力防災訓練は、その意味で、原子炉稼働中の震度6強による原子炉冷却機能喪失事故という想定は的外れだ。再稼働を前提とした訓練とも言え、ルーティン化しているように見えた。

 私がチェックしたのは、里山海道高松SAでの避難車両、避難者のスクリーニング、つまりは放射性物質により汚染測定訓練だ。11時16分に自家用車避難車両がやってきて1時間で16台。バスが地区避難者を乗せて6台。避難者は簡易マスクをつけた。

 この内、汚染を認め、避難者のスクリーニングまで行ったのは、バス2台、それぞれ一人ずつのみだ。これらのバスは、看護大学での除染に向かった。

 

 実際の放射性物質放出事故では、避難区域から次々と避難してくる車両でごった返すだろう。スクリーニング体制をどうカバーできるか?