共に学び育つインクルーシヴ教育とその条件整備を求めて

共に学び育つインクルーシヴ教育とその条件整備を求めて

 午前中、金沢つながりの会が、会員の保護者とともに、金沢市教委にインクルーシヴ教育に関する要望書を提出しました。市教委との日程調整の上、私も同席しました。

 国連が9月に、日本の特別支援教育の分離教育を中止するよう勧告しましたが、文科省は、日本型インクルーシヴ教育システムという勝手な理屈で、制度転換に後ろ向きです。

 金沢市教委は、当事者、保護者などからの求めに応じ、エレベーターの後付け設置、支援員の独自増員、学校看護師制度導入など、共生共学のための条件整備に取り組んできました。その上で、更なる整備と、根本理念の転換が課題です。

 障害のあるなしで学びの場を分けずに、個々の子どもの状況に対応した教育保障を行うこと。支援制度を周知すること。そのための財源を確保すること。その運用を学校の都合ではなく、子ども中心に行うこと。 障害の考え方を医療モデルから社会モデルへ転換すること。合理的配慮無くして差別解消なしを実践してほしい。

 こうした点について、建設的に意見を交わしました。