山科農園に今年もいのちの苗床を(山科農園物語)

山科農園に今年もいのちの床を ー4月8日ー

 2013年、あの議員辞職を機に、市民の政策研究会「くるま座」の仲間が、教えてもらうのもいいんじゃないかと賛同し、生産組合農家のご厚意で畑を無償で借り受けた。それが山科農園のスタートだった。そして、福島県二本松に収穫を送って被災地と繋がった。今は、こども食堂にも。社会的にハンデを持つ人の居場所にも。

 今年は、どれだけの実りがあるかなぁ。世話をしないとね。農園部長の指示でご覧の通り。5月8日は、芋苗などを。宜しかったらお越しください。

水の恵み 今日は苗植え ー5月8日ー

  #山科農園物語

 8年熟成の腐葉土をすき込み、畝を掘り上げて用意した畝に、芋苗紅あずま、ナス、ゴーヤ、キュウリ、ミニトマト、ピーマン、トウガラシ、里芋の苗を植えた。冬瓜、オクラは種を蒔いた。キヌサヤえんどうは、もう実をならしている。ジャガイモは芽が出てきた。

 一帯を潤すのは山科用水。今日はしばらくぶりにこの用水をさかのぼってみた。初めて山科用水を知ったのは、住人となるずっと前。泉野小学校勤務時代の1984年だったと思う。用水開発の地域史を学ぶ4年生の子どもたちと保護者とでやってきた。6年後に富樫小学校に転勤すると地元の用水探検をすることになる。

 今は亡き山科生産組合の古老竹村正一さんが、橋を渡したり、水止めして水門を開けてくれたり、トンネル探検学習のお世話をして下さった。正一さんは、戦後すぐの冬に第3隧道の掘削に携わった苦労の体験を子どもたちに話してくださった。水は「いのち」そのものだということを子どもたちは目の当たりにできた。

 今も山科用水は、伏見川から「いのちの水」を田畑に届け続けている。

 その後は、千日町の犀川縁の紅葉の剪定に汗を流した。ランナーの頭に触れない紅葉トンネルに。🍁