平和憲法施行71周年の憲法記念日

憲法危機から反転させよう

 施行71周年の憲法記念日。石川県憲法を守る会が、いしかわ四高記念公園口で石川県集会。金沢市庁舎前広場使用不許可の不当性を安倍改憲との通底性から厳しく批判。右翼団体の罵詈雑言により士気が上がった。

 安倍改憲NO!市民アクション・いしかわは、14時から浜矩子さんを講師に招き、アクションの一環として、平和憲法施行71周年県民集会を開いた。

 「安倍改憲チームは真の光を悟れず、我々改憲阻止は光チームは、このせめぎ合いに必ず勝利する。」浜語録より。

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浜 矩子同志社大学教授の講演要旨
          ー妻のメモによるー

2018.5.3 安倍政権NO!市民アクション 平和憲法施行71周年記念 石川県民集会

5浜 矩子さん 同志社大学大学院ビジネス研究科教授

アホノミクスだけたおせばよいというのではない。。改憲阻止!

1.なぜ、改憲阻止?
日本国憲法を一語一句変えさせてはいけない。
それは、このグローバル時代の生き方を示すものだから。

改憲勢力は、時代遅れと言う。
言っている人たちの方が、時代遅れ。
21世紀がグローバル時代と予見したかのようなもの。
最も先端的なもの。

なぜか。
グローバル時代は、色々言われてもいる。弱肉強食とか
本質的な意味で二つの特徴。
1.誰も一人では生きていけない。
2.誰も一人で突出することはできない。

人、もの、金が、国境を越えていく。
3.11が教えてくれた。
福島の片隅で、一つの小さな部品工場が生産停止に追い込まれた。
そのことで、世界中で自動車生産がとまった。
かくのごとく、誰も一人では生きていけない。
大手の自動車メーカーでさえ、国境を越えた生産体制の中で、誰も一人では生きていけない。

誰も突出することはできない。
過去には、ローマ帝国。パックスローマ。
それをもじって、パックス、ブリタニア。
また、パックス、アメリカ。
今はそんな時代ではなくなった。
どこも突出できない人類史上初めての時代。

日本国憲法の中の3つの指針。
その1 前文から ー諸国民との協和の成果を確保していくー
それこそがグローバル時代。国境を越えて協力して相和していく。守っていく。
その2 前文中段ー平和を愛する諸国民の、公正と信義に信頼をおくー
平和主義の格調の高さ、勇気の高さ
根拠は? 諸国民の公正と信義にあるんだ。相手に公正と信義、それに託す。
高らかに宣言している。
その3 前文後段 ーいずれの国も自国のことに専念して、他国を無視してはならない。

貿易の世界で、通商摩擦。関税をかけるぞ!こっちも…!
貿易は自由でフェアでなければ。
公正さをかいていくと、報復の論理。こうやって第二次世界大戦が起きていった。
しかし、日本国憲法は、相手に公正を求めるのでなく、相手の公正を信じるというもの。

このグローバル時代を生きているからこそ、日本国憲法が大事となる。
我らの生存と

2.どうすれば、改憲阻止?

打倒アホノミクスの後だが。でも、先まで考えて。
打倒アホノミクスの勘どころは何か?
問い正すべきところはどこか、と言い換えられる。
鋭い質問。壊していける。

例えば、森友問題。
政治家の顔色を見てしていたこと。誰かがおかしいと問いただした。
おかしいじゃないか!
問いただすべきことを問いただす。
問いただすべきことは、さしあたり3つ。
その1 目指している場所は?
安倍政権、チームアホノミクスはわれわれをどこへつれていこうとしているのか?

それは、21世紀の大日本帝国。
一寸の疑いの余地もない。
安倍の言葉で。 目指しているところは
戦後レジウムからの脱却。戦後体制からの脱却。
戦後という枠から飛び出していきたい。
つまり、それは、戦前。
そこしかない。
日本における戦前の世界とは、大日本帝国。
インド洋。という言葉が安倍の言葉からとびだす。
インド洋は戦前にはにほんでない。戦前よりもっと広い世界を手に。

安倍の中には、対米追随ではなく、安保体制からも実は抜け出したいという野望があるのでは。対米追随は、その途中段階の仮面であるかもしれない。

そのために、憲法改正も行いたい。
下心と言えないくらい、言っている。うわごころ。

その2 正体はなに? 妖怪アホノミクスの正体は?
愛僕主義者。僕ちゃん大好き。
国難突破→僕難突破と読む。
みんなで生き抜くではなく、僕。
僕ちゃんのやりたいようにならないとだめなんだもん。
アメリカでは、トランプが同じように。僕ちゃんがすべて。
ロシアにはプーチン
中国には習近平
フィリピンにはドゥテルテ

誰かが誰かを でなければならないので、愛僕主義者をたくさんうみだしてしまう、かも。
メキシコからの移民を防ぐための壁を築く…?
進まない。作るとなれば、メキシコからセメントを輸入せねばならない。

人の力を借りていかなければならない時代なのに、僕ちゃん主義の人は、よわむしでもある。

TPP 環太平洋パートナップシップ 協定アメリカが抜けて12カ国になった。
日本が主導権を担う。アホノミクスは偉いとも言われているが、
下心は。TYP トッテモヤバいパートナップシップ
どこがヤバいのか。本人談。2015 アメリカにて
長期的に見れば、その、戦略的な価値がある。

それぞれの国の経済関係に戦略性を二度と持ち込まないと、始まったものなのに。
平和のためと。
経済関係に自国のためになるように
例えば、
大東亜共栄圏に向けてのこと 決して、トランプよりはましにではない

その3 君の名は?
決して、人の言葉で語らない。
我々は、当たり前に、敵の言葉で語らない。
例 働き方改革
この言葉は、チームアホノミクスが自分たちの都合の良いようにつくった言葉。
色々な人が、この言葉を使ってしまっている。
教育の… 中小企業の…
彼らの言葉を使ってしまうことをしない。
問題指摘をするときのみ、「」をつけるとか、いわゆるとかをつける。
それが、「君の名は」
本当の君の名は何か 働かせ方 超…
敵が繰り出してくる言葉を見破る

名前を見破ると、相手の神通力がなくなるという、昔話も多い。 (鬼六とかね!森恵利子注)

だから、相手の繰り出す本当の名前を引きずり出す。

「アホノミクス用語辞典」を、作ろうかと思っています。(拍手)

3.どう進むか
その1 野党はどうする?
多党化の中の連帯 多党化の中のきょうとう。
先の選挙 多党化の 連帯が進んだ
分裂と見てしまうと危険。次に合流は危険。
分かれたから仲良くできている。帰る家がある。自分の陣地がある。
分かれているから一緒に戦える。
元の鞘には、収まらないで。

その2 市民はどうする?
森を見て木を見ず。が、大事。
アホノミクスが繰り出していく、様々な施策の一つ一つに
それらの裏のおぞましい魂胆のためのものと見極める。
一見麗しい木のように見えても、実はその中は腐っている。
アホノミクスというだけで、だめと見切る。
良いと思ってしまうと、分断される。それこそが危険。
それを、ねらわれている。
その3 合言葉は?
「闇を切り裂く光」
このイメージの元は、キリスト教の中の一つ
私はカトリック。
旧約聖書と新約聖書がある。
旧約聖書はユダヤ教
新約聖書はキリストが生まれてからのもの。その中のヨハネによる福音書
その中で
はじめにことばがあった。神と共にあった。言葉は神であった。言葉は世を照らす光であった。暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解できなかった。

光、闇に照るといえど、闇、悟ることできず。

だから、我々は、敵の言葉でかたってはいけない。
闇と光の引き合い。
闇軍団と光チームの綱引き。
今が、それ。

聖書では、光チームの勝ち。
闇は光を認知できない。

光チームは、闇の性格、おぞましさが、わかるのであるから。
大いなる力を持っている。
闇の分団を蹴散らしていくぞ!
そのためには、敵の言葉で語らない
森を見て木を見ない。

もう少し時間があるので………
働き方改革
個別的には文句をつけにくいなと思っているかも
その背後にあるものは?
魂胆は?
書いていることは、
同一労働同一賃金、長時間労働の是正、
なぜ推進するのか

「労働生産性の向上のため」生産効率を上げるため。
強くて大きな日本をつくる→大日本帝国へ
教育の無償化 →その学校で、教育勅語を暗唱させようとする者に違いない。森は21世紀の大日本帝国であることを忘れないで。終わり