志賀原発防災訓練監視行動

10 11月20日日曜日、今朝から石川県の志賀原発防災訓練。私は、のと里山海道高松サービスエリアで実施されるスクリーニングの監視担当だ。一時間前に現地に着こうと海道に入ったが大渋滞!交通事故が原因だとやっとわかったが、原発事故時もこうなるだろう…間に合うかな

1-2 スクリーニングポイントに到着。想定は、地震発生6時。稼働中志賀原発2号機が放射性物質放出事故を起こしたというもの。スクリーニング隊がスタンバイ。いや、最初の避難車両が来た。四人乗り、マスク装着。スクリーニング開始。10時35分。

 

所詮は実効性持たせられない

 高松サービスエリアでのスクリーニングは、10時35分から始まり12時15分に予定通り終了した。ここでのスクリーニングは、指定箇所のスクリーニングと代表除染。スタッフは防護服をまとった北陸電力、関西電力、中部電力の社員30人。迅速性を狙い2台のゲートモニターと、可搬ザーベイメーターを併用した。

5 その流れは、避難車両はまずゲートモニターを通過し車両側面のスクリーニングを受け、アラームが鳴ると、ついでワイパー、足回りのスクリーニングを受ける。汚染があれば、布で手拭きして除染した。避難車両から代表ひとりが車から降り、頭、手、足の3箇所のスクリーニングを受けた。汚染がある部位は、飛散防止のテープ巻きを受けた。汚染があった車両は、看護大学の本格的スクリーニングと除染を受けに移動した。汚染無し車両は、そのまま避難所へ向かう。ざっとこんな流れだ。

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 実際には、今朝の渋滞以上の車列がスクリーニングポイントに押し寄せるだろう。今日の体制では対応できるはずも無い。時間間隔があり、複数車両が来た時も、同時スクリーニング、除染はなかった。実際はてんてこ舞いだろう。今日はのどかな光景だった。除染布も無造作にバケツに放置されただけだった。

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9 想定は再稼動した2号機が放射性物質放出事故を起こしたという。敷地内に活断層があり、再稼動できない。今やるべきは、使用済み核燃料からの放射性物質放出事故だ。これは、使用済み核燃料がある限り、いつでも起こりうる。放射性物質放出のリスクはさらに大きい。
よもや、再稼動へのデモンストレーションではあるまい…。