晴れやかに🌸 道を拓くスタート(村上紗楓さん 念願の金沢大学に)

晴れやかに🌸 道を拓くスタート

 村上紗楓さんが、念願の金沢大学に入学を果たした。法学類で人権法を極めたいと、これからの道を真剣に模索している。

 おめでとう❣️ 今日4月2日は、親子でわざわざ議会を訪ねてくれた。報告と挨拶に。山本副議長と副議長室で記念のスナップ。

 親子は支援者と共に様々な社会的ハードルを乗り越えてきた。中学校進学では、古い校舎に後付けエレベーター設置運動。街頭署名、議会請願に親子で奮闘。先進地豊中市にも一緒に視察した。

 人口呼吸器をつけての中学校生活では、医療的ケアを学校でも受けられるよう、学校看護師制度を要望して、文科省、厚労省を回り、市長、市教委に制度導入を働きかけた。

 これらは、いずれも議会、市当局の理解を得られ、実現し、制度として動いている。端緒となった兼六中学校の校長はじめ教職員集団にも多大な理解と労力をいただいた。

 二水高校でも学校看護師が配置された。金沢大学は、受験の段階から合理的配慮の具現化に積極的に理解を示し、入学後の授業時のベッド手配、看護師の募集を始めているそうだ。

 その意味で村上さん親子は金沢におけるパイオニア的存在であると共に、これからも当事者自身の道を開拓していくのだ。

 お母さんは、越し方を振り返り、本当に多くの方々の支えでここまで来られたんだなぁと、感謝の念を口にされた。

 今日は、当時私も随分論争した教育委員会にも挨拶に出向き、親の付き添いではなく、看護師制度をと本人が直接手紙で訴えた野口教育長からも温かい激励を受けた。

 彼女は、人を助ける弁護士や法律家を思い描いている。議員の道もあるよ、などと声をかけられ、頑張ります❗️と答え、感謝の言葉を返していた。

 晴天と桜🌸が前途を祝福している。

 決して期待という荷物を背負うのではなく、自分の欲するままに、思う存分に学んで行って欲しい。そうすれば自ずと道は開かれ、これからの障害のある人の学問保障や社会制度の発展に必ずつながると思う。

 紗楓さんの前途が揚々たれと願う。今日は報告に来てくれてありがとう。