第14回くるま座総会

第14回くるま座総会 

 市民の政策研究会「くるま座」は、第14回の総会を開きました。2008年に、私と共に市民発の政策を練り上げ、政策提言を行い、実現に動こうと歩んできました。地方自治体選挙、沖縄連帯や福島原発事故現地視察、さらには平和街頭行動・・。もう14年の時を刻みました!

 総会後は、オリバーストーン監督が制作に携わった『ウクライナ オン ファイヤー』を視聴し、ロシア・ウクライナ戦争の端緒となった2014年の「マイダン騒乱」とネオナチの跋扈、米国の関与など日本では語られない背景経過と国際情勢を俯瞰しました。

 私たちが取りまとめた「金沢国際地方政府宣言」は、その具現化文書です。世界の人権思想に学び、足元から市民自治の強化・実践に取り組んでいます。昨年末に2021年修正を2年がかりで終え、今春の市長選挙で問う政策の基となりました。以下にくるま座のホームページをご紹介します。https://www.kurumaza.org/ 

 理念もがっつり書いていますが、この中に「金沢国際地方政府宣言」2021年改訂版(第2稿)もPDF版で読んでいただけるようにしてあります。ぜひご覧ください。そして、くるま座は、社会に関心ある市民、市民自治の担い手来たれ!とお待ちしています。

 さて、私たちが現在進行形で活動している内容を少しご披露します。

 まずは、

①「みんなの経済・私たちの経済」を探求する定例学習会として、斎藤幸平著の『人新世の資本論』からNHK教育の「100分で名著 マルクス資本論」を輪読しています。読了後は、『人新世の資本論』本体を読み、様々な角度から自由に意見を交わし合う予定です。毎月、最終の一週間前月曜日が定例です。

②は月例最終月曜日の人権学習会です。昨年夏から部落差別問題の連続講座を開き、今は、石川県人権推進室編纂の「人・人・人の思いやり」啓発パンフレットをやや批判的に読み合っています。今後は、差別偏見とたたかって生きてきた市民をお招きし、「生きるを聴く」公開学習会も開いていきます。

 こうした定例の勉強会を軸にしながら、新年度(2022年後半期~2023年前半期)は、地域に於ける公共・コモンズ、共同労働、連帯経済への認識を深めていこうと方針を確認しました。

 重ねて、くるま座は、社会に関心ある市民、市民自治の担い手来たれ!とお待ちしています。