4年越しの清末愛砂講演
石川県憲法を守る会は、5月29日月曜日の夜、定期総会を開きました。
市庁舎前広場での政治的表現の自由、マイナンバー離脱請求訴訟、志賀原発廃炉に!訴訟、小松基地爆音訴訟など、石川の足元の課題について、たたかう方針を確認し合いました。
記念講演では、コロナ禍で断念していた室蘭工業大学大学院教授清末愛砂さんに、オンラインでお話を伺うことができました。函館での護憲大会で出会ってから4年越しのラブコールがようやく実りました。
なんと言っても、パレスティナ支援を実践する行動する憲法学者です。非武装民生支援がいかに平和と安全に力を持つのかをお話し頂ける。
加えて、自民党改憲草案で狙い撃ちの第24条両性の平等と婚姻の自由というジェンダーの観点(性の多様性含めて)から、平和憲法を語って頂ける。
その期待に大きく応えて頂く講演でした。
武力・戦争による安全保障の思想には、父権に象徴される支配欲・相手より優位に立ちたいという衝動が反映している。
この指摘は、清末さんならではのもので、ハッとさせられた人は少なくなかったと思います。運動の自己省察も必要ですね。
平和憲法には、私たち自身が克服しないといけない人権思想が深く宿されていることが認識できました。
憲法の平和主義は前文に高潔な理想を謳い、第9条と第24条を二本柱に成り立っているという見解も新鮮でした。
憲法最大の危機に直面して、なお怯まず、諦めず、歴史の奇跡から手にした私たちの平和と人権憲法を譲らない。私たちの地肉にしていこう。
オンライン故の音声トラブルが冒頭あり、その対応に追われるうちに、録画機能をオフにしたまま講演を終えてしまったことがわかりました。お約束が果たせなくなりました🙇🙇
あすから、韓国月進会訪問団26人が、金沢にやってきます。これも4年ぶりの相互訪問再開です。今週は受け入れの準備に追われました。台風の影響なく、金沢に到着されるよう祈ります。
東北アジアの平和のための市民連帯を築きます。