特別委員会採決強行を弾劾 明日は緊急集会とデモ行進

11745391_525237834294919_1638418370309980986_n[1] 7月15日12時20分過ぎ、平和安全法制特別委員会が、委員長の職権で二法案を強行採決した。私たち社民党石川県連合は、夕刻武蔵が辻に立ち、採決強行を弾劾し、違憲立法を廃棄に追い込む決意を表明した。多くの市民の激励も受けた。明日は、18時15分から四高記念公園口で緊急集会、デモ行進で抗議と怒りを表明する。

 夜のニュースで、よくツイッター投稿をテロップで流す番組があるが、今夜も流れ続けた。シニカルで第三者的な評論が多いのが気になった。「戦争をする」と言って始めた戦争、「攻めてやる」と言って始めた戦争があっただろうか。戦争の大儀はいつだって「脅威から守る、脅威から解放するためにやむなく攻撃する。」ではなかったか。

11752431_525237914294911_3532450399359062049_n[1] 日本国憲法前文が語り尽くしている。「守るための戦争」は虚妄であると。しかもそれは、国境を越えたおびただしい人の死という圧倒的なリアリティに満ちている。そこには、戦争の惨禍は政府の行為によってもたらされること、故に、人類普遍の自由と人権の保持者たる国民が政府の行為を制約すること、さらには、世界の各国は平和のうちに生存するために真義を守りあうことを呼びかけてさえいる。
 集団的自衛権は、ことに海外戦争中毒国家アメリカとの共同作戦となれば、攻撃を受けていない国日本の自衛隊が先制攻撃を仕掛けることに結果する。その後の事態のエスカレーションをどうやって止められるというのか・・。評論するのではなく、憲法を虚心坦懐に読み返し、そこから学ぶ姿勢が必要だと思う。鍵は安倍政権にではなく、人々の側にある。

日本国憲法
(昭和二十一年十一月三日憲法)

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

社民党 又市征治幹事長談話 

立憲フォーラム声明

フォーラム平和・人権・環境声明