市民の声をしっかりキャッチ、市政に直球勝負を挑みます。

森一敏
森かずとしサイトへようこそ
森かずとしの直球勝負
まちづくり非戦・平和福祉教育後援会リンク集サイトマップ
市議会リポート政策プロフィールごあいさつ活動の足跡お知らせ・予定

ホーム市議会リポート以前の記事>社民議員団視察
 北海道函館市、伊達市社民金沢市議団行政視察
7月1日〜3日

 6月定例議会が閉会し、社民議員団は、新年度初の行政視察に出た。3名以上の会派視察には議会事務局の職員が随行して万端遺漏なく、私にしたらいたれりつくせりの視察旅行であった。また、議員団の先輩である平田誠一さん、出石輝夫さん、そして言うまでもなく東出文代さんとも懇親を深める機会になった。

〔公立はこだて未来大学〕

 函館市の郊外にレンタカーを走らせると、近代的な外観の建造物が現れた。「えっ、これが大学?!」が第一印象であった。学舎内に通されてなおその印象が深まった。なにかイヴェント会場のようにすら見える広い開放空間に、よく見るとあちらこちらに学生の姿が見えてくる。

 このはこだて未来大学。国立大学誘致を断念後、一市四町函館圏の地域独自の大学開設を目指して、1998年に函館公立大学開学準備委員会、計画策定専門委員会が設置されて開学への動きが本格化した。この段階から、かの広中平祐さんが計画策定専門委員長として参画する。99年に「基本計画」が決定され、2000年度に開学した。そのときの第1期生が4回生として学んでいる若い大学である。今年度からは大学院も開学した。こんな経過の説明を受けると、学舎の斬新さもうなずけるような気持ちになってくる。

 しかし、もっと斬新なのは、学部・学科の構成だった。システム情報学部という単科に、複雑系科学科と情報アーキテクチャ学科の二つの学科で成り立っている。聞き慣れない学科名だ。コンピュウタと不可分の情報科学であるぐらいはつかめるが、説明を受けても詳しいことは分からない。実際に学んでみないと・・いや学んでみても分からないかもしれない、理数を苦手とするわたしには・・・。ともかく、学科の概要説明を紹介しておく。

■複雑系科学科
物理、生物、化学、情報科学、経済など既存の分野では解決できないような複雑さを持つ諸現象をコンピュウタを使った数理科学の手法や新たなものの見方 を導入して理解し、解明していく能力を育てる。

 ■情報アーキテクチャ学科
情報科学、情報工学を核とした既存の情報系カリキュラムに加え、CG、ロボティクスなど、情報をカタチにする技術、そして認知心理学、デザインを核とした「人との関係」の科学を教え、人とコンピュウタシステムの新しい関係を切り開いていく人材を育てる。

 新しい学問である。新たなものの見方、人とコンピュウタシステムの新しい関係という言葉には興味がそそられる。また、「オープンスペース・オープンマインド」をキーワードにし、学生と教員の緊密なコミュニケーションを可能とする空間や教育研究活動の学外公開、地域社会との連携を深めるためのスペースを設けるなど、新しい時代を切り開く大学に相応しい施設づくりとして高い評価を受けている(建築に関わる賞を3つ受賞している)とのこと。こう聞くと、骨格のように見えていた学舎が未来的な輝きを放ってくるから不思議だ。パンフレットがまた若者向けトレンド雑誌のような趣だ。

 人口37万人の函館圏が建築・用地造成工事に111億円投じたと聞いて、先輩諸氏いわく、「金沢美大は建物に相当お金かけたはずやが・・・」・・何をか言わんや?

 それにしても国際的な産学連携も打ち出すこの新しい大学が、人間らしさの再創造、温もりある先端技術社会をつくりだすことに貢献するのか、私にはその行く末が気にかかる。

〔伊達市観光物産館「黎明観」〕

 伊達と言えば大藩仙台の伊達氏を思い起こす。伊達市はその一門が明治に入って開いたまち。札幌と函館に挟まれ、人口3万5千人の伊達市は、昨年から「健やかだて21プラン」と銘打った第5次伊達市総合計画がスタートしている。キーワードの一つである歴史文化発信のまち推進の核となる施設が「黎明観」である。黎明館ではない。市民による命名に思いが込められている。

 「黎明観」は、観光物産館であると同時に藍染め(伊達市は全国生産額の半分を占める産地)・刀剣製作実演体験施設である。総合公園だて歴史の杜内に1998年度建設。経営は市と連携する伊達市観光協会である。特に道内の小中学生の修学旅行先として人気が高まっているそうである。館内には、藍染め体験や小刀政策に嬉々とする子どもたちの写真が大きく張り出されていた。

 その他の市内の観光スポットでは、市民のボランティアが活躍し、市が株主となる管理会社方式をすすめるそうだ。

 「黎明観」が目指すのは、歴史と観光の一体化、そして景観観光から体験観光への転換。まだまだ加賀百万国の歴史資源、景観資源に依拠した感のある金沢市の観光行政を見つめるのに示唆のある言葉である。どうだろう、市民参加を自治ととらえるならば、まさに加賀の自治のルーツである、一向一揆の歴史にまで遡って、今風の参加・体験型の観光資源を開発する方向性を検討しては。




ホームへ戻る
△ページの先頭へ
Copyright(C)森かずとし事務所.All Rights Reserved.