金沢にやってくるもの
我々の会派みらい金沢は、10月18日に東京視察し、19日から二日間、静岡市での全国市議会議長会研究フォーラムに参加した。初日は、金沢市に移転予定の国立近代美術館工芸館と金沢市の新たなアンテナショップ「銀座の金沢」を視察した。
一日、暑い東京を歩き回った。金沢に移転予定の国立近代美術館工芸館。企画展「革新の工芸」には、元金沢美大学長で、前衛創作集団日本海造型会議メンバーだった久世建ニさんの作品「パッケージ」が展示されていた。遊び心満載の作品群には、頭を捻らされる。芸術文化の地方分権は望ましいが、移転のスタイル、コスト、維持管理の体制、市民の受け止めなど、まだ明らかではない論点もありそうだ。
「銀座の金沢」は、オリンピックパレードがあった銀座目抜通りのビルの6階。通りからは存在は分からない。そのハンディを独自のコンセプトで補い、奥ゆかしくも積極的に営業展開している。
印象深かったのは、東京に於ける金沢コミュニティの機能を果たし始めているということだ。商談の場にもなっている。訪れた人の中には、金沢にやってくる人もいるだろう。
アンテナショップは、物産のイメージだが、人に着目すると、若い作家との出会い、ゆかりある人の出会いの拠点ということになる。