能登半島地震被災者支援・復興祈念
スプリング・コミュニティコンサート2024(第9回)へのお誘い
元日を大きな地震が襲いました。皆様いかがお過ごしでしょうか。無慈悲な天災が多くの方のいのちと平穏な暮らしを奪いました。心より追悼し、お見舞いを申し上げます。こうした最中に催すことになるスプリング・コミュニティコンサート2024が、心をしばし慰め、ささやかながらお支えすることにつながればと願い、避難者の方々にも聞いていただけるよう準備を進めています。
本コンサートは、キッズダンスチームのレイズ&グロウの子どもたちが、生き生きとしたダンスでオープニングを飾ってくれます。そして第1部は、昨年開催された国際声楽コンクール東京で部門別に受賞された三人の石川県在住・出身者に、その成果を披露していただきます。林こと子さん、沢田猛さん、そして私森一敏。名付けて「国際声楽コンクールの仲間たち」にご期待ください。
第2部は「いのち・平和」。戦禍が収まらないウクライナやパレスティナ・ガザのいのちを想います。雪のちゃんぷるの川崎正美さん・草汰さん父子は、沁みわたるオリジナルピースソング。金沢在住の被爆者西本多美子さんの体験と平和を求める人生を描いた紙芝居「たみちゃんのノーモアヒロシマ」の投影上演で、非核平和の願いを共有します。K.K. Bandを結成した吉田きみえさん、岩倉宏吉さんは、ビートルズナンバーから愛と平和を希求します。
そして第3部は「市民のステージ」。親しみやすいJポップス名曲選は初登場のかすみ草。上森 一男さん、舩水千月さんの息の合ったスタンダードナンバーが楽しみです。
邦楽のすばらしさを地元の演奏家が伝えてきた本コンサートです。薩摩琵琶錦心流の尾山峰水さんは、「道成寺」を、河崎英岳さんは詩吟「内日角荷方船情景」を朗唱します。時代を超えた和の心を味わってください。そして、常連の尺八奏者琴古流の盛本還童さん。今回は、古典本曲「手向」(たむけ)を奏します。熟練の深い世界を堪能してください。
ドイツ歌曲をソプラノ独唱するのは、なんと拭きうるし工芸作家の楠真理子さん。歌が好きで好きでしょうがないという楠さんは、シューベルトとブラームスの抒情を真心込めて歌います。
私も、末席から。もう一つの受賞曲ヴァーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』から「ハンス・ザックスの最終演説」を歌わせていただきます。世界の平和構築と日本の不再戦を念じて。本コンサートの歌唱を支える名伴奏は、押田真澄さん、清水志津さん、宮下純子さんです。
コミュニティコンサートは、皆様の参加によって支えられるコンサートです。1人でも多くの市民の方々にご参集頂きたく、同封チラシを活用頂き、是非ともご家族、ご友人をお誘い合わせの上ご来場くださいますよう心よりご案内を申し上げます。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
とき 3月24日(日) 13:30開演(13:00開場) 終演16:00
会場 石川県立音楽堂交流ホール(金沢駅東口「兼六園口」)
入場時に運営協力金500円を頂戴いたします
2024年2月吉日
コミュニティコンサート実行委員会 代表世話人 森 一敏 【連絡先】 携帯電話 090-8099-2369
FAX 076-247-1793