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森一敏
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航空自衛隊小松基地に抗議の申し入れ 
(2008年11月18日)


 18日は、昨夜からのかなりの雨が降り続き、強風が吹き荒れました。冬のにおいがする一日となりました。今は、窓にみぞれが当たる初冬の音が聞こえています。
 航空自衛隊の幕僚長を更迭された田母神俊雄氏が、アパグループの懸賞論文「真の近現代史観」に応募して最優秀賞を受賞した問題は、さらに航空自衛隊員が97人も応募し、その中の63人が小松基地所属の自衛官のものであったことから、私たちの地域にとって見過ごすことのできない重大な意味を投げかけています。
 今日は、抗議の意思を込め、県平和運動センター、社民党石川県連合、小松能美勤労者協議会、加賀地区平和運動センターの4団体が、統一申し入れを行いました。私も、盛本県議、小松の山根県議、内灘の清水町議らと一緒に、基地内の会議室で申し入れに参加しました。申し入れの詳細は、申入書 を参照して頂きます。
 田母神前航空倒幕議長は、「日本の侵略戦争は、コミンテルンによる謀略に対する自存自衛のたたかいであって、侵略戦争ではない。憲法9条の解釈が論争になっているから、改正した方がよい。集団的自衛権を行使すべき。」など、東京裁判批判史観を披瀝するばかりではなく、軍事力の行使を肯定し、日本国憲法をも否定する公務員の憲法遵守義務に逸脱する重大発言を行いました。その後の開き直り、6000万円の退職金受領意思は報道の通りです。
 最も憲法を遵守しなければならない武装集団の最高指揮官が、その何たるかを全く理解していない。歴史認識は、歴史学の水準を何ら学んでいないお粗末なもの。懸賞主催者アパグループ元谷代表の著書そのものの内容と言えます。最優秀賞は、出来合いレースと言われても反論はできないでしょう。
 私は、席上でも言いましたが、これは精神的クーデターである。小松基地には、市民に抱かせたクーデターへの脅威・疑念を払拭する責任がある。全応募論文を公表せよ。なぜなら、それらの内容が同一傾向をもつならば、基地内での隊員教育が、憲法敵視の侵略容認教育を組織ぐるみで行っていたことの証左となるからだ。
 応対した坂広報課長は、防衛省、新幕僚長の指示により、調査中であって具体的な回答ができないと繰り返しました。しかし、直接の当事者組織として主体的に調査し、説明する責任があります。対応は納得できません。近く発表されるという防衛省の調査結果報告の精度に注目します。
 この事態はシビリアンコントロールの根幹を揺るがす問題です。本人の懲戒免職はもちろん、首相、防衛大臣、小松基地指令に対する厳しい処分を下すべきです。なぜなら、軍隊の本質に暴走の願望があり、しばしばクーデターによる民主主義の転覆を経験しているからです。市民も黙っていてはなりません。
           



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