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森一敏
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第9回非核・平和条例を考える全国集会in金沢 
(2008年11月22〜23日)



  第9回目の非核・平和条例を考える全国集会が22日、金沢を会場に始まりました。「自治体の平和力」がテーマです。自治体の平和力とはどんなイメージでしょうか。戦争を望む庶民はいないと思いますが、戦争を望む権力者はいます。戦争なんてまっぴらごめんという住民の意思によって、自治体から国まで戦争政策をさせないというのが、「自治体の平和力」です。
 オープニングは全体集会会場の文教会館で、金沢で活動する児童劇団「さくらんぼ」(亡き有側末広先生が創設)の朗読劇が飾りました。子どもたち6人の被爆を題材にした朗読劇は、若い世代への継承として意義あるものでした。新保正さんお世話をおかけしました。ありがとうございました。
 元防衛庁教育訓練局長で、新潟県加茂市長の小池清彦さんの記念講演は、保守穏健派の平和憲法の意義付けが、ユーモアを交えて語られました。田母神論文の問題は、小泉、安倍政権が制服組を甘やかした結果であり、制服をコントロールする強力な内局(防衛庁の背広組)を持たなければ、3年もあれば、日本は軍国主義に戻ってしまう。軍事力で覇権を行使する国の国民はいつの時代も悲惨な目に遭っている。志願する自衛官が減っていけば、徴兵制がやってくる。自民党の新憲法草案には、そのための仕掛けが施されている。自衛隊そのものの存在を認めるのかどうかで立場の違いはありますが、軍権力と住民の関係について、はっきりとした見解だったと思います。
 井原勝介前岩国市長は、特別講演で、民主主義を担う市民の成長こそが、平和な暮らしを実現すると、まだまだたたかう意思を表明されました。まさに、私たちの市民の政策研究会の設立趣旨が語られました。
 地元報告では、私はユン・ボンギル義士を仲立ちとする自治体間平和外交について報告しました。また、大東亜聖戦大碑撤去の会、小松基地爆音訴訟のたたかいも報告されました。
 熱気のある一日目がこうして終了しました。

 非核・平和条例を考える全国集会in金沢は、二日目の3分科会討議、午後のフィールドワークを無事終え、全日程を終了しました。極めて混んだタイトな日程でしたが、非常に内容として充実した集会になったと参加者からねぎらいを頂きました。
 私は、第3分科会「国民保護計画と平和的生存権」で、金沢市での議会内外のたたかいを報告しました。同じ分科会で、名古屋高裁イラク派兵違憲判決を勝ち取った弁護団から中谷弁護士、新潟からは私も質問づくりで彼のパワーポイント資料を参考にさせてもらった前市議の中山さん、そして、インド洋給油がイラクでの戦闘に使われていることを暴露したNGOピース・デポの田巻さんが参加しました。分科会参加者が最も多い分科会となり、熱気ある討議が行われました。要旨を記しておきましょう。

 「平和的生存権」はは高裁判断によって、もはや理念ではなく、実体を伴う権利となって、その保障を行政権力に求める根拠を持ち始めた。国民保護法は、民間防衛の考え方であるが、核抑止論を突き崩す反核運動によって、発想の転換が行われたしろものである。兵船と平和の施策を求める基本をゆるがせにしてはいけない。
 同時に、国民保護計画には、国際人道法の具体的な措置がほとんど顧みられてはいないので、策定が終わった国民保護計画であっても、その改定を要求し、軍民分離と文民保護を徹底させなければならない。

 「反転攻勢」改憲まっしぐらの流れは、確実に変わり始めている。人々にある平和の内に生きたいという願いが、戦争の実態が暴露させるに従ってよみがえってきているのです。私たちはそれに依拠して、真摯に訴え取り組んでいくだけです。





 私が行った二本の報告は、以下からご覧いただけます。

〔地元報告〕韓国独立運動の英雄尹奉吉義士暗葬之跡を仲立ちとする自 治体平和交流について
 〔第3分科会報告〕平和的生存権に責任をもつ平和都市を目指して
  ー有事国民保護体制を越えた平和の自治体を求める議会内外のたたかいー

 〔関連資料〕 考察 国民保護体制から非戦平和のまちづくりへ


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