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二回目が実施された「全国学力到達度・学習状況調査」ならびに石川県が実施する基礎学力調査に対して、08年10月27日、いしかわ教育総合研究所が08年度の「提言」を記者発表しました。(「北陸中日新聞」記事参照) 私は、この全国学力テストをめぐって2006年12月議会で本会議で質問し、かつての文部省の全国学力テスト、イギリスのリーグテーブルの先例に引いて、公教育破壊に警鐘を鳴らしてきました。 そのような経過から、第1研究部会「学校・学力」小部会の一員として、私も調査と提言のとりまとめに参加しました。 総研は、この二年間の教育行政と学校現場の状況を調査し、それにもとづく「提言」をとりまとめるために、上瀬事務局長が起草した文案をもとに、実態の把握や状況の評価をめぐって、都合五回ほどの話し合いを重ねてきました。 以下に、まず「提言」の骨子を掲載します。 「学力テスト」が及ぼす影響についての「提言」 骨子 1.はじめに 2.教育現場、家庭などへの影響と問題点 (1)実施前の問題点 ・第1回実施結果の公表に見られた問題点 ・事前練習、年間指導計画の変更 ・実施予算 (2)実施時の問題点 ・負担 ・子どもたちへの影響 ・学校現場に与えた影響 (3)実施後の問題点 ・テスト対策への傾斜 ・教育課程の管理強化 ・行政権力の教育への介入 3.「学力テスト」、「県学力テスト」実施が及ぼす影響についての見解 ・「学力格差」、「地域格差」、背景に「経済格差」すでに明らか 「全国学力テスト」実施の成果薄い 不要論は当然 ・県学力調査は、趣旨、必要性を再整理し、学校現場の声をふまえて見直しせよ 4.「学力テスト」が及ぼす影響についての「提言」 (1)「学力テスト」は廃止すべきである 県学力調査は、学校現場の声をふまえた見直しを求める (2)教育行政は、実施に関わる予備練習などの実態を調査せよ テスト結果による教育課程の強制や競争をあおるような指導はやめよ 県教委は、全国学力テストの廃止、不参加を検討せよ (3)市民に訴える 本来の学びをゆがめる「全国学力テスト」体制から義務教育の本来のありかたへと転換するよう共に声を上げよう ◆学力テストが及ぼす影響についての「提言」全文 |
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