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森一敏
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 07韓国禮山郡訪問団来訪交流報告
    〔2007年6月1日〜6月4日〕

 4月の私たちの禮山郡訪問に応えて、禮山郡から総勢20人の大訪問団がやってきました。禮山郡の行政職員、月進会会長尹圭相さん以下会員、加えてソウルのユン・ボンギル紀念事業会事務局長の南さん、そして李光壽院長率いる民族音楽院の一行に院長夫人崔銀淑さんと忠清南道音楽協会会長のさんが同行されました。
  私たちは、4月にいつもにも増して禮山で歓待を受け、李院長夫妻には友人のもてなしを受けました。百万石まつりと門前での慰問公演が、来訪もメイン行事となりました。
  そのため、私は帰国後の5月8日に山出市長に訪問団受け入れへの協力を要請し、翌9日に、平田市議、社民党県連合の清水幹事長と共に、地震被災地の門前地区を視察しました。輪島市役所では地震被災から陣頭指揮をとってこられた梶文秋市長に面会し、民族音楽院の慰問公演の申し出を行いました。梶市長は快諾され、輪島市民まつり「倭の島ビッグ交流ステージ」への出演となり、事務担当者の田圃課長との調整を行いながら来訪に備えました。 
  一方、昨年9月末に結成した「ユン・ボンギルと共に歩む会」の総会を招集し、田村光彰会長以下役員体制を確立し、来訪を会員が支え、友好交流を深めることを意思統一しました。今回も、李光壽院長の入国に際し、社民党の保坂展人衆議院議員事務所に労を執って頂きました。市の観光交流課そして特に国際文化課には例年にも増して手厚い協力を頂きました。
  また、大人数の来訪者を迎える経費を社民党議員団、「共に歩む会」のメンバーのカンパ、車運転で支援下さったことや、最終交流晩餐会の料理を「ハンヌリ」や市民運動の仲間の皆さん、議員団が受け持って下さり、手作りの素晴らしいもてなしとすることができました。
  こうしたさまざまな方面の方々のご協力を得て、今年も訪問団をお迎えすることができました。感謝の気持ちで一杯です。

 4日間の主な日程は次の通りです。
6月 1日(金)午前
小松空港 出迎え
         午後 野田山ユン・ボンギル義士暗葬跡地訪問・法要
市長表敬訪問
          夜  一行東茶屋街散策
一行浅野川灯籠流し見物
歓迎宴「白鳥路ホテル」
6月 2日(土)午前 湯涌創作の森、萱葺き農家群等視察 
         午後 湯涌温泉「高尾食堂」で昼食
21世紀美術館、能楽美術館参観
百万石行列出発式参観(金沢駅前)
門前慰問団出発
          夜 輪島慰問団高州園泊
6月 3日(日)午前 民族音楽院 「門前地区倭の島ビッグ交流ステージ」で慰問公演
金沢グループ植民地下朝鮮人被強制連行地跡視察
        午後 民族音楽院百万石まつり二の丸広場特設おまつり広場公演
市内散策
          夜 夕食交流会〔県教育会館2F第1会議室〕
   手作り料理によるもてなし 
6月 4日(月) 午前 市マイクロバスにて小松空港に出発
小松空港発
 
 市長表敬では、山出市長はもう顔なじみとなった尹圭相会長の健康を慶び、両自治体の今後の友好交流を願う平和へのメッセージが語られました。民族音楽院が百万石まつりで公演することと輪島への慰問公演にも感謝の言葉を述べました。
 金沢市と「共に歩む会」が共催した歓迎宴は、半年ぶりの再会を慶ぶ双方の語らいが賑やかで、あっという間に時間が過ぎました。神戸の「舞姫」金貞禮(キム・ジョンレイ)さんもかけつけ、通訳を買って出てくれました。金大留学生の劉さんにも滞在中たいへんお世話になりました。
  
 今回の来訪のメイン行事は、民族音楽院による二つの公演でした。

【門前慰問公演】
  輪島市門前地区での慰問公演は、民族音楽院の行進がオープニングとなり、勇壮でリズミックな太鼓音に、被災から力強く復興に取りくんでいる市民が、拍手で迎えてくれました。旧門前役場である総合支所前の特設会場は、門前地区民に取り巻かれるような賑やかな雰囲気に包まれました。輪舞する楽員たちの演技に歓声が上がりました。梶市長のあいさつでは、民族音楽院の紹介で、独立運動の義士ユン・ボンギの縁について語ってくれました。輪島での通訳役をお願いした岩倉さんによれば、農楽には、シャーマンの精神性があって、地面が動くなどいう韓国では滅多にない災難を真剣に鎮めようと演奏に全霊を傾けてくれると解説されましたが、正に全身全霊を傾けた演奏が展開されました。聴衆はにこやかに、でも目が釘付けになっていました。。


  持続的なエネルギーが噴出し、千変万化するような院長のケンガリに応えて、楽員は汗をとばしながらサムルノリを叩き続けます。今回は、楽団長も参加し、その意気込みを演奏に込めていました。約30分間の演奏に、門前の聴衆は、心からの温かな拍手を送って応えてくれました。太古からの縁が、朝鮮半島と能登半島とをつないできました。21世紀の平和のために、新しい絆が結ばれたのではないでしょうか。
  楽員達も満足げな表情でにこやかに会場を後にしました。
  次は、金沢に移動して、午後からのおまつり広場公演が待っています。大急ぎで私も金沢へとハンドルを切りました。
 
【おまつり広場公演】
 百万石まつりのもう一つのメイン行事が金沢城内での文化交流祭典であるおまつり広場です。ここでの公演を尹圭相会長は昨年から望んでいました。今回何とか実現にこぎ着けました。ステージ前には、200人程度の聴衆が取り巻きました。
  門前での公演の疲れも見せず、輪舞からの入場後、サムルノリの演奏に再び全身全霊を投入してくれました。はじめて民族音楽院の実演に触れる金沢市民は、拍手や足踏み、体を揺すりながら、ケンガリ、プク、チャング、ジンのリズム全身で楽しんでいました。
  終演後、短時間ですがマイクを握り、李光壽民族音楽院とユン・ボンギル義士の歴史について私から紹介をしました。そして、尹圭相会長からはじめて直接一般の金沢市民に感謝と今後の一層の友好が語りかけられました。
  絶好のロケーションでの公演は、特別の記憶をまたひとつつくってくれたように思います。
  歴史認識を踏まえた友好交流。これは、私たちが共通の財産として胸を張って守り育てていきたい。

 では、以下、訪問団の07来訪の一こまをお伝えしていきます。
総持寺の山門も被害受ける(5月8日視察) 全壊家屋(5月8日) 仮設住宅への入居が進んでいました。
歓迎宴のひとこま。田村光彰共の会会長が、崔銀淑夫人にお酌。
               (6月1日)
盛本県議が歓迎の尺八演奏 いつも含蓄と先見性を感じさせる尹圭相会長のスピーチ
すっかり仲良くなった若い楽員達 あちこちで交歓の風景 能楽美術館参観で(6月2日)
館長の説明に耳を傾ける。 尹会長能のルーツについて鋭い質問 神妙な顔つきで李院長がレッスンを受ける!?
さすが、楽長!堂に入っている 利家の武者行列を見物 高州園での夕食会にて 宮下登詩子県議が開会あいさつ
旧交を温める李院長と通訳岩倉さん 延々と続いた宴会がやっと終了 梶市長と李院長が名刺交換。輪島塗り箸も頂く。(6月3日門前会場)
オープニングの行進 沿道の子どもたち 会場前に入る
地震に負けない子どもたちのドリル 希望の星 子どもたちが続く 李光壽院長の口上
復興への励ましの気持ちを込めて 演奏が始まる 熱がこもる
門前地区の皆さんも釘付け 終演後に梶市長が感謝のあいさつ 強行軍の疲れも見せず、おまつり広場公演
金沢市民の目の前で迫力ある輪舞 日本語が達者な彼がステージ開始をラッパで告げる 五十軒長屋をバックにサムルノリの披露
見入る市民 余力を振り絞るような熱演 尹圭相会長がスピーチ
思いを込めて 見事な手作り料理で夕食交流会 「ハンヌリ」との交流 アジールと仲間の皆さんと!!
李光壽院長と 成功を祝福! 若者達?は二次会で更に盛り上がる

  一流の世界的なサムルノリ集団に、すすめの涙の謝礼でで去年今年と友情公演をして頂きました。   一言の不満も口にされず、その意味を十二分に理解されて、快く、そしていつも全力で演奏して下さった李光壽院長と民族音楽院の皆さんに、心から感謝を申し上げます。つい、興業公演に向けた思いを口走ってしまいました。でも、実現できたら素晴らしい地平が拓かれるような気がします。
  パク・インジョさんと尹圭相月進会会長の同志愛がベースになって積み上げられてきた交流は、新しい息吹をともなって、多方面に広がり始めていることを実感しています。人間同志の心の絆が、平和の砦になる。このナショナリズムが煽られる政治と社会状況の中で、私たちの事業は、大きくて、深い意味を宿していると思います。この報告をお読みになった方々には、この実感を共有して頂けるものと思います。どうぞ、ご参加とご協力をお願いして、報告を終えます。  (07.7.20記)

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