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森一敏
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 ソフトボール全州市訪問
(2006年7月8日〜12日)

金沢市ソフトボール協会第7回韓国全州市ソフトボール交流友好訪問団参加

  2006年の今夏は、ひと味違う韓国訪問の体験を得ました。7月8日から12日までの4泊5日の日程で、金沢市と2003年度から姉妹都市提携を結ぶ韓国全羅北道(道庁所在地)全州市をソフトボール交流のために訪問したのです。
 市ソフトボール協会の林 三郎理事長の情熱と献身によって、6回と回を重ねるソフトボール交流訪問団に、日曜連盟を通じ私に参加の要請がありました。昨年は日程が空かず、お断りしていたので、今年は何とか参加しようと優先して日程を確保しました。何と言っても私のもう一つの人生のフィールドと言ってもいいベースボール・ソフトボールで、混迷を深める韓国との友好に一役買えるならこれ以上の喜びはありませんし、韓国全州市との姉妹都市提携の今日的な意義の大きさを日頃から感じてきていましたから。
 7月6日はテレビ金沢社屋内で結団式。市協会の北会長が取締役を務めるテレビ金沢と北國新聞が完全同行取材を行う旨。訪問団の団長は、下沢県議会議員(日曜連盟会長)、副団長兼監督は、林理事長。私は顧問を仰せつかりました。毛色の違う私を市議と言うことで立てて頂いたもの。因みに名誉団長が途中合流する岡田参議院議員、主将が西連盟の端保さん、西連盟を中心に、東連盟の選手、審判諸氏、ご家族等総勢30人の訪問団です。中には毎回参加を誇るかつてのイヌワシクラブの盟友谷内選手の姿もありました。 

  訪韓初日は、ソウル市内のホテルで宿泊し、翌9日はソウル市郊外の南北分断38度線近くにある統一展望台、市内中心部の景福宮(李氏朝鮮時代の王宮で、日本の植民地時代には悪名高い朝鮮総督府があった)、国立民族博物館を見学しました。訪問団の性格上、歴史政治問題はタブーだったかも知れませんが、添乗員の韓国人女性は、さりげなくそんな話題もガイドに交えるのです。折しも、北朝鮮がテポドンミサイルなどを日本海に発射したという騒ぎの最中、「ミサイル発射については、韓国一般市民は、全然気にしていません。この種のことは、よくあったことですから。」と、敢えてこの話題に触れ、「ソウルは、ピョンテクの農民たちが米軍拡張に反対して闘っているのに連帯するデモがよく行われて交通渋滞に拍車がかかっている。」ことや、FTA(二国間自由貿易協定)の閣僚会議が開催されているので、会場周辺で大雨にも拘わらず連日抗議デモがかけられている。」なんて話が飛び出すのです。なるほど、深夜もソウル中心街には、機動隊員が街角に立ち、隊員が眠っている輸送車が何十台も駐車している光景が見られました。
 


3日目の10日からは、いよいよ公式的日程が始まりました。午前中は、全羅北道道庁を訪問し、副知事を表敬。その足で全州市庁を訪れ、初めて市長本人への表敬が実現しました。春の地方選挙で選出されたばかりの新市長 宋河珍(ソン・ハージン)さんがにこやかに応対されました。最も韓国らしい歴史と文化都市にと意気込みを語られる宋市長に、私から山出市長の親書を手渡し、早期の金沢訪問を要請しました。また、訪問団からは、例年のプレゼントとして、ソフトボールとバットを贈呈しました。
  台風が追いかけてきてあいにくの激しい雨。午後は、ソフトボール指導と交流を重ねているイクサン市(全州市となり)の円光大学女子ソフトボール部との交流試合の予定でしたが、グランドが使えず、断念。キャンパス内の体育館の一室で交流会、そしてキャンパスの見学となりました。私は初対面ですが、交流に何度も参加しているメンバーにとっては、顔見知りの監督、コーチ、そして選手達との再会です。出迎えの部員たちとの再会は、歓声に包まれました。レセプションで感謝の品を受け取る林監督は、涙声であいさつも言葉にはなりません。聞けば、この7年間の交流は、林さんの心意気と熱心な努力が切りひらいたもの。今年だけでもう下準備のために5回めの訪韓だそうです。全州市にはまだチームが生まれず、行政の積極的な動きがほしいと愚痴をこぼすこともあったといいます。今春は、念願の円光大のソフトボール部が来沢し、交流試合ができ、そのときも林さん宅に彼女たちや関係者を招き振る舞ったそうです。そうして築き上げてきたこの日の感激であったのです。全州市での晩は、円光大学女子ソフトボール部の指導者(監督、コーチ)を交えての懇親会でたいへん盛り上がりました。








明けて11日。朝からやはり激しい雨です。何とか野球部の好意で場所が確保された室内練習場で、ミニ交流試合ができることになりました。円光大の選手達は、練習を積み、鍛えられていました。投手のボールはスピードがあり、各選手の動きはシャープでした。この中に、アジア大会に向けた韓国ナショナルチームの候補選手が複数いるというのもうなずけました。試合は、外野が防球ネットで‘ない’状態で、変即ルールで行われましたが、打つ、捕る、投げる、走るの基本要素はあり、緊迫感ある接戦となりました!5番ショートで先発させてもらった私は、守備機会1回、3打席立って2


三振!!(とほほ・・)ようやく3打席目でセンター前にタイムリーヒットを放ち、ホッと胸をなで下ろしました。試合は4対3でしたか、こちらが辛勝した形となりましたが、いつしか真剣勝負となっていました。試合終了後、短時間、打撃と投球の指導時間があり、久しぶりに身振り手振りでアドヴァイスする機会ともなりました。試合後の昼食は、韓国料理屋さんで、選手達、監督、コーチとともに交流しました。別れを惜しみながら、再会を約束して、帰路につきました。
  





ソウルに戻っての最後の晩餐は、ほどよい疲れと四日間の行動で親しくなった訪問団の皆さんがうち解けて、これまた大いに盛り上がりました。同宿となったモーツアルト好きの松下隆一さんには、今も温かい激励を受けていますし、企業局勤めの○○さん、OBのIさん、多士済々の方々と面識を持つこともできました。これまでの私の韓国との関わりとはまた違ったアプローチの韓国友好交流で、得難い経験をさせていただきました。多様な人々同士の行き交いが、平和の砦をつくる。このご縁は大切にしたいと思います。関係の皆さんに感謝!!



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