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森一敏
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 06社民会派視察 
(2006年5月15日〜18日)

熊本県  黒川温泉、同観光旅館組合による温泉街再興のとりくみ
八代市  新幹線開業に関する諸課題
太宰府市 国立九州博物館


  共謀罪の採決(衆議院法務委員会)、教育基本法「改正」案の審議入り、国民投票法案の上程と、緊迫が続く政治状況。その合間を縫って5月15日から18日まで九州に会派視察に行ってきました。またまた、私が運転するレンタカーで九州の山野を走りました。

  熊本の黒川温泉では、弱点転じて福となした、行政には頼らない温泉共同体まちづくり。観光旅館組合長さんの話で最も感銘を受けたのは、斜陽著しい黒川温泉を再興させる鍵となった露天風呂。露天風呂のない旅館が一軒あったのを、旅館相互に支え合うため、各々の露天風呂を開放し、どこに泊まる客でもどの露天風呂にも入れるように知恵をしぼったこと。それが今では黒川名物の「入湯手形」です。「風呂を開放することは、ある意味で旅館にとっては怖いこと。競い合わねばならない。でも、それが工夫を生み出し、黒川全体が一軒の温泉宿、道路は廊下、旅館は客室という一体感を作りだした。」逆転の発想です。うっそうとした旅館街を包み込む森は、植林された木々です。でも、行政や業者まかせではなく、自分たちで山に入って、これはという若木を掘り出し、丁寧に一本一本植えてきたものだそうです。露天風呂には、その木々たちが枝をたわませ、四季折々の色彩を楽しませてくれるのです。「連帯と手作り」都会からのUターン組の若手後継者たちが親睦を深めながら、試行を重ねてここまで再興した黒川温泉のまちづくりは、条件こそいろいろ違えども、金沢の地域社会づくりに示唆が大きいと感じました。

  八代では、九州新幹線開業による商店街の客足減、第3セクターおれんじ鉄道(並行在来線)が初年度から乗車見込み客の10分の1で大赤字、行政マンも頭を抱えていました。北陸新幹線はバラ色の未来!?今年は、スタート初年度になるでしょう新幹線対策特別委員会に副委員長として参加しています。工業都市八代は、交流人口の拡大のために、慣れない観光資源開拓にとりくみ始めました。説明員の職員の方は、福岡市までの延伸までに成果を上げないと八代の未来はないと、悲壮感を漂わせていました。金沢でも開業まで7年。今からの備えは何を?。議会の責任においても、市民と真剣な話し合いをしなければなりません。




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