お茶の間座談会で農業を語り合う

お茶の間座談会で農業を語り合う

 30日、社民党は森本地区勤労協と連携して、お茶の間座談会を開きました。

 この中山間地域で集落営農組織をリードする専業農家党員が呼びかけ、30人近くの農業者が集まってくれました。

 金沢は、農業と森づくりプランを進めていますが、高齢化し、後継者が確保できない中、特に中山間地区で不耕作地、放棄地が増えている現状に施策が対応できているか? 国は!みどりの食糧システム戦略を掲げ、持続可能で環境調和型農業を提唱していますが、その条件は、こうした中山間地域で見出せているのか?

 2時間の時間は、あっという間に過ぎました。

 農業委員会経験者からは、集落内から後継者をつくれないなら、外から呼び寄せたい。しかし、家も耕地も取得できない規制があると、制度的課題が問題提起されました。

 農業に新たに参入した若い農業者若者からは、若い世代には、自然豊かな農業地域で人間らしく暮らしたいとの希望はある。地域に溶け込みたい。それを支える仕組みがあったら良いとの意見がありました。

 私の政策もそうですが、社民党は、安全な自然・有機食材を生産し、それを学校給食に提供する制度を導入したいと考えています。その給食は無償化する。

 子どもたちの健康と付加価値をつけた農産物の需要を公共的につくり出す政策です。そして個別所得補償制度の復活です。その展望と課題がよく見えた集いでした。参加者の皆さん、ありがとうございました。