ゆく年くる年

ゆく年くる年

 2021年の大みそかは、恒例の社民党金沢大晦日街宣で武蔵が辻に立った。毎年如何なる天候でもこの武蔵ヶ辻に三人は立ってきた。

 先の衆議院選挙で、金沢の市民は、立憲民主党への党員移籍で全国で3分の2に縮小した我々社民党比例に1.5倍の投票をして下さった。その期待を踏まえ、来る新年への決意を述べさせて頂いた。

 いのちと暮らしを守る。覇権と利権のために血を流す戦争はさせない。そしてすべての基盤である人間らしい尊厳ある労働をつかみ取ろう。金沢市のガス事業発電事業の民間売却と闘い続けてきた二年を振り返り、社会の基礎である「コモンズ・公共」つまりは「私たちのもの」を私たち皆が参加して再構築しよう。
2022年から2023年にかけては選挙イヤーとなる。社民党は存亡をかける。

 様々な相談を寄せていただいた2021年。最後の日も、市民から、行政に対する人生をかけた異議申し立てを2時間聴き受けることになった。市役所は、行政は、いったい何のためにあるのかとの問いに結び付く。2022年は、知見を総動員して随伴したい。

 さて、大みそかは駆け足で過ぎていく。掃除もそこそこに、親父・お袋が眠る徳龍寺で、今年も除夜の鐘をつかせてきただき、行く年を送り、新年を迎えた。雪舞う凛とした空気の中で、2022年を心新たに迎え撃つ決意を込めた。

 この一年間もご声援に深く感謝申し上げます。新型コロナ罹患からいのちを救ってもいただきました。やってきた新年が皆様にとり良き年となりますよう祈念いたします。

 もう2022年が始まっている。この時刻だが、やはりカール・ベームがウィーンフィルを振った白鳥の歌ベートーヴェンの第9をレコードプレイヤーにかけて、節目としたい♬