マイナンバー離脱請求訴訟控訴審が結審
27日、私も原告に加わっている離脱請求訴訟の控訴審の最終口頭弁論を傍聴しました。
マイナンバーカードの取得にあの手この手。政府は、自治体を駆り立て、兆規模の莫大な税金を投入して、遮二無二暴走しています。
カードにより利便性が上がれば良い。税逃れできなくなるから、公平になるとマイナンバー制度に賛同する意見もあります。自分には、別に探られて困る情報はないしとも。
果たしてそうだろうか?
健康保険証、運転免許証のマイナンバーカード化はカード取得の事実上の義務化です。事情により取得できない人には、かえって市民サービスの平等性が損なわれます。
あらゆる個人情報が、国に一元化されれば、特定個人が排除されたり、監視されたりする恐れがあります。
政府に異論を唱える人が監視の対象になれば、社会全体の自由と民主主義抑制され、が強権社会になりかねません。
カードの汎用性が高まれば、紛失の機会が増え、情報漏洩の危険が高まります。例えば保険証カードは、毎回提示らしいです。
マイナンバーは、情報の民間活用が肝のひとつです。個人情報が市場になるということです。それが何を意味するのか?
また社会のデジタル化に対し、規制の必要性に対するコンセンサスが弱い日本が指摘されています。
デジタル田園都市構想には、グローバル情報産業が参入。
かけがえのない個人が、国とグローバル情報資本の前に丸裸にされる。この意味を考えたい。