私たちのつながりは、未来への希望

韓国月進会来訪団を迎えた

11391746_501639986654704_2810555888631498842_n2-300x225 6月5日金曜日。今年も金沢百万石まつりが始まった。副議長は、まつりの相談役があて職となっているので、午前中、尾山神社で祈願祭に参列した。
 その後、尹奉吉義士共の会は、韓国月進会来訪団を迎えた。共通の歴史認識を基礎に、都市間連携・市民連帯の力で平和連帯を創り出したい。私たちの相互訪問は、私が参画してからでも、13年目を数える。

市民連帯で不再戦を

 午後、月進会来訪団と共に、野田山の尹奉吉義士暗葬之跡で、反戦と世界平和のための連帯を誓った。今回の来訪団には、2月に逝去された尹圭相月進会名誉会長の長男尹チョリンさんが加わっていた。ソウルで会食したり、旧知の仲だが、尹圭相亡き後の関係構築に得難い人物だ。本人の言葉にもその意思がこもっていた。
62650_n1 146041223770_n2-150x150 4159306593509_n1-150x150

「金沢は平和の聖地」

 暗葬之跡での追悼法要の後、亡き朴仁祚さんの墓参、そして3回忌を迎える平田誠一元金沢市議会議長の墓参に同行した。こうして、1992年の暗葬之跡記念碑設置の経緯を説明した。
11391486_501671303318239_8525236511645951960_n1-150x150 11390054_501671323318237_7003230083114399734_n1-150x150 11427247_501671373318232_3255359161230420939_n1-150x150

11351435_501671336651569_8286510919093294455_n1-150x150その後に、副市長表敬訪問。丸口副市長の歓迎挨拶に対して、李佑宰月進会会長は、「金沢は平和の聖地」と表現し、我々は、東北アジアの平和のためどうすべきか考えていると交流の意義を語った。
11112299_501671416651561_7330252376906419519_n1-150x150 しばらくだったが、副議長室で疲れを癒して頂いた。

月進会一行と意見交換会

 日程の都合もあり、ここ3年間開催してきた市民公開の「東北アジア平和連帯金沢シンポジウム」は開催せず、関係者間の意見交換会を行った。題して「戦後70年、平和連帯を考える」
11136708_501936029958433_8443392393233476310_n1-225x300 アジアの平和のためには、韓半島の平和統一が不可欠。38度線を越えて農機具生産する会社社長、金大中大統領時代の福祉部門政府高官、義士の「爆弾事件」の舞台上海で会社経営する月進会理事、尹奉吉研究に取り組む社会福祉士と大学生の娘などなど来訪団は多士済々だ。
 国家、政府間が硬直している中、市民、地域が垣根を越えて平和の条件を創り出す。ドイツとポーランドの経験も振り返った。
 永代使用許可されている暗葬之跡を保存し続ける体制の課題。若い世代の相互交流、アジア諸都市間の連携、それを基礎にした金沢での国際シンポジウム開催。暗葬之跡資料館構想は、アジア地域史共同研究センター構想に位置づけること。・・・短時間だったが、重要な論点を確認できた。続きは、この先、私が禮山を訪問する際に深めていくことを約束した。
 昼食を挟み、午後は兼六園を散策し、百万石行列を観覧する。夜は、18時から恒例のもてなし夕食交流会を香林坊の教育会館で開く。自由参加だ。持ち寄りが基本だが、硬いことは言わない。(笑)

11401042_501936096625093_564550111212261250_n1-150x150 11253918_501936133291756_5936083324890848448_n1-150x150  11412345_501936059958430_7276809286567112057_n1-150x150

私たちのつながりは、未来への希望

11401421_502321403253229_1535012907397386263_n1-300x225 月進会来訪団と二日目の夜は、恒例のもてなし夕食交流会。心尽くしの持ち寄り料理で、盛り上がった。
 さながら、日韓芸能大会。李光壽民族音楽院仕込みのハンヌリが、サムルノリでオープニング。日本語堪能な会社社長からは、日本の演歌が飛び出した。
 二次会のカラオケまで大いに盛り上がって、絆を深めた。

 7日午前、彼らは、ありがとう、ありがとうを繰り返しながら、富山空港の搭乗フロアに消えて行った。私たちのつながりは、未来への希望だ。お世話になったすべての方々に感謝申し上げる。