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森一敏
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 2010年12月定例議会 本会議質問・答弁の要旨

12月20日質問全文はここをクリック

 
 12月20日、質疑一般質問。山野市長にとっては、初めての答弁の日でした。私は、午後の二番手で登壇しました。
 新市長の緊張感はありありと伝わってきました。そして、質問者に礼を持って答弁しようとする真摯さは好感が持てました。
 しかし、山野トーンは前面には出ず、答弁全体からの印象は、山出市政との明確な違いはほとんど感じられないということでした。それを、山出市政を継承し、新たな付加を財政状況を見ながらやっていく。それを有権者は望んでいると理由づけました。マニフェストに時間区分を入れましたが、短期の約束は、いつ加速するのか。議会との協調、多くの方々の意見を・・結構なことですが、そもそも市長選に打って出た心意気はどこにあったのか、よく伝わらないのです。「若さと行動力」だけの違いなら、市長ポストが目的とのそしりは免れないでしょう。

 ネット選挙運動に関する追及は、私を入れて三議員。自分自身は更新を止めていた。選挙事務所では、告示後のツイッター利用の申し合わせはなかったが、余裕なく、支持者の投稿まで把握できなかったと釈明しました。これを「残念」と言い、二度と起きないように気をつけたいと結びました。私は、市長としての道義的責任を問うたのだ。他人がやったことで私には責任がないと言わんばかりではないか。私は、接戦を制した山野市長には、こうした当選に市長就任の正統性が問われる問題を見て取る。市民への説明責任がある。選管書記長には事実経過と判断を、市長には、「反省」なのか「申し訳ない」なのかと再々質問で迫りました。ここで、ようやく市長は詫びた。市民への謝罪でした。

 民間企業の発想による行政改革、民間経済人からの副市長登用・・これに市場原理主義への指向を感じさせるが、市長は、のべつまくなしに民間参入を考えているわけではないと応えました。自身の憲法観は言及を避けましたが、憲法遵守義務も大戦に対する国会、政府の歴史認識も、ホームレス自立支援でも市民団体との連携をあっさりと認めました。山野選対で支援した方々からそんなはずではなかったと異論が出ないのか。スタートは安全運転でしょうか

 唯一、賛意を表明した学校図書館司書導入。来年度からの配置は段階的と答弁しました。どのようなプロセスでいくのか、人材はどう求めるのか、身分待遇のあり方は・・、これから詰めていくことになります。

             
(2010.12.20 記)



〔会議記録は以下から〕

本会議一般質問
山野市長答弁        
西田選挙管理委員会書記長答弁
澤田博福祉健康局長答弁
再質問
山野市長答弁
再々質問
山野市長答弁
12月定例議会は、山野新市長に対し、29回目の本会議質問で、3項目を質問しました。
 通算29回目の本会議質問の項目

1.今次市長選挙について
(1)ネット選挙運動について
・度重なる指導を行ったとされる選挙管理委員会に、問題と判断した具体的な事実、選管として県警に連絡を行うに到った判断を聞く。
・山野市長は、候補者として、ネット選挙運動の実態を本当に把握していなかったの。また、自身の道義的責任をどのように認識しているのか。

(2)点訳版「選挙のお知らせ」発行について
・掲載した情報、その配布部数、配布の方法、作成から配布までの体制は。また、来春の市議会議員選挙での実施見通しを尋ねる。

2.山野新市長の所信について
(1)所信表明について
・山出市政との明確な違いは何なのか。
・横浜市や杉並区をモデルとする市場原理主義の市政運営を志向しているの。
・鉄道線法定協議会設置の懸案には、どのように臨むのか。また、住民の移動権を豊かに保障する公共交通網の整備について、独自の青写真があるのか。
・公衆無線LANについては、市民の財政的負担や住民の健康への配慮など公共的な側面からも慎重な検討を求める。計上された構築検討費で調査する事項はどのようなものを想定しているのか。
・市長としての抑制的な姿勢が求めら
る偉人教育について、どのような構想を持っているか。
・学校図書館司書配置のプロセス、財源確保、本市行革実施計画との整合性に関して聞く。
・障害者施策は、包括的に共生・インクルージョンの視点を持って臨め。国連障害者の権利条約の批准に向かう日本の課題、本市の課題についての認識を聞く。

(2)市長の政治信条に関して
・憲法遵守義務者としての市長の憲法観を聞く。
・戦後50周年の国会決議並びに村山談話についてどのような評価を持っているのか。
・市長としての訪台の真意、アジアを基軸にした自治体外交に対する基本姿勢を聞く。


3.市民の生存権保障に関して
・本市における生活保護受給世帯、受給人数の年間推移と共に、市長の思いを聞く。
・特別な支援を必要とする出所者の自立支援を目的に県に設置された地域生活定着支援センターの体制と基本的な仕組み、本市福祉事務所との連携を聞く。
・ホームレス問題連絡協議会は、金沢のホームレスの状況、施策推進上の課題をどのように捉えているのか。
・生活保護決定まで、法で定める14日間を超えることが常態化していないか。所見を聞く。・野宿者に対する公的シェルターが必要だ。設置についての考えを聞く。
・アフターケア充実のためにケースワーカーをさらに増員せよ。
・希望する生活保護者に社会的労働の機会を提供するしくみを検討してはどうか。
・ホームレス自立支援において、市民団体との積極的な連携による社会的なネットワークの構築に主導的な役割を果たせ。

金沢市議会HPで、詳細と本会議映像が見られます。

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