12月20日、質疑一般質問。山野市長にとっては、初めての答弁の日でした。私は、午後の二番手で登壇しました。
新市長の緊張感はありありと伝わってきました。そして、質問者に礼を持って答弁しようとする真摯さは好感が持てました。
しかし、山野トーンは前面には出ず、答弁全体からの印象は、山出市政との明確な違いはほとんど感じられないということでした。それを、山出市政を継承し、新たな付加を財政状況を見ながらやっていく。それを有権者は望んでいると理由づけました。マニフェストに時間区分を入れましたが、短期の約束は、いつ加速するのか。議会との協調、多くの方々の意見を・・結構なことですが、そもそも市長選に打って出た心意気はどこにあったのか、よく伝わらないのです。「若さと行動力」だけの違いなら、市長ポストが目的とのそしりは免れないでしょう。
ネット選挙運動に関する追及は、私を入れて三議員。自分自身は更新を止めていた。選挙事務所では、告示後のツイッター利用の申し合わせはなかったが、余裕なく、支持者の投稿まで把握できなかったと釈明しました。これを「残念」と言い、二度と起きないように気をつけたいと結びました。私は、市長としての道義的責任を問うたのだ。他人がやったことで私には責任がないと言わんばかりではないか。私は、接戦を制した山野市長には、こうした当選に市長就任の正統性が問われる問題を見て取る。市民への説明責任がある。選管書記長には事実経過と判断を、市長には、「反省」なのか「申し訳ない」なのかと再々質問で迫りました。ここで、ようやく市長は詫びた。市民への謝罪でした。
民間企業の発想による行政改革、民間経済人からの副市長登用・・これに市場原理主義への指向を感じさせるが、市長は、のべつまくなしに民間参入を考えているわけではないと応えました。自身の憲法観は言及を避けましたが、憲法遵守義務も大戦に対する国会、政府の歴史認識も、ホームレス自立支援でも市民団体との連携をあっさりと認めました。山野選対で支援した方々からそんなはずではなかったと異論が出ないのか。スタートは安全運転でしょうか
唯一、賛意を表明した学校図書館司書導入。来年度からの配置は段階的と答弁しました。どのようなプロセスでいくのか、人材はどう求めるのか、身分待遇のあり方は・・、これから詰めていくことになります。