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森一敏
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 第3回「大東亜聖戦大碑」の撤去を求める全国集会シンポジウムに参
 画して

 教員であったころから、とりわけ夏の季節は戦争の歴史をふりかえり、今日の反戦と平和創造に向けた活動に力を入れてきた。

 過去の侵略戦争の賛美は、新しい戦争の歴史を許すことになる。「大東亜聖戦大碑」の撤去を求める全国的な結集の場をつくろうと重ねてきた全国集会も今年で3回目となった。

 昨夏の七尾強制連行問題調査訪中で、南京大屠殺遇難同胞紀念館館長の朱成山さんと懇談したことが契機となり、今年の全国集会は、日・中・韓による国際シンポジュウムとして開催することとなった。テーマは、「今こそ語ろう、日・中・韓の過去と未来を」県文教会館ホールを会場に8月3日当日300余名の人々が集まった。

 パネラーは、前述した中国南京市から朱成山さん、韓国からは太平洋戦争被害者補償推進協議会の李煕子さん、そして日本側は、龍谷大学教授運動する研究者と異名をとる田中宏さんの3名。コーディネータは、反靖国運動のリーダー菱木政晴さんにお願いした。パネルディスカッションの内容は、撤去の会通信や撤去の会ホームページへいずれ掲載されるので、そちらに譲ることにする。

 今回強く印象に残ったのが李煕子さん。今年還暦を迎えた李さんは、まったく年齢を感じさせない凛としてかつ温かい気配りの人だった。1日に小松空港にお迎えに上がって初めてお会いしてから5日金沢駅でお見送りするまで、野田山のユン・ボンギル碑への案内、在日民団団長さん宅での歓迎焼き肉ホームパーティ、歓迎宴などなどでいろいろお話を伺った。父の靖国合祀取り下げや小泉首相の靖国参拝違憲訴訟を精力的にたたかう李煕子さんを突き動かすのは、日本の植民地支配、戦争政策により父を奪われた被害者遺族の深い悲しみである。人としての感情に国境はない。当たり前を当たり前でなくするのが戦争であり、人の痛みが想像できず自己中心化させるのが今日の戦争賛美である。

 パネルディスカッションで語られた言葉「『大東亜聖戦大碑』は、韓日友好を阻む壁のようなもの」、「外に向かう『大東亜聖戦大碑』は内に隠す靖国よりもっと問題のレベルが高い」、確信を持って語る李さんの言葉は的確で深みがあった。石川県内においても、『夏休み帳』問題に代表されるように、学校教育での平和教育への権力的な介入が強まってきた。石川県が言う「設置許可した責任は負い続ける」は一体どう果たされていくのか。「草の根」をまとっての右翼的言動には、本物の草の根が民の立場から行動していくしかない。私の6月本会議質問に対する当局答弁(参照されたし)に矛盾する動きは、金沢の学校現場でも起こっている。準備を怠らず、次の追及に臨みたい。



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