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森一敏
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 イスラエルのレバノン攻撃に対するユダヤ人団体の声明  
〔2006年7月〕

トルコの7/28付けZAMAN紙国際面の記事(7/27に行われたインタビューより)

●イスラエルのレバノン侵攻に対して複数のユダヤ人団体が反対の意思表示をし始めた。ベルギーの進歩的ユダヤ人協会(Union of Belgian Jewish Progressives)のジャック・ラヴドヴィッチ(Jacques Ravedovitch)会長は、イスラエルはレバノンで戦争犯罪を犯していると述べた。

●Zaman紙ブリュッセル支局とのインタビューで、同会長は、前シャロン首相は間接的に戦争犯罪を犯したが、現オルメルト首相は疑いようのない戦争犯罪者であると述べた。

●会長は、かつてホロコーストにさらされたユダヤ人が、今日他国民に対して同じことを行っているのは恥ずべきことだ、と述べた。

●ラブドヴィッチ博士によると、ユダヤ人排斥はイスラエルの政治家によりしばしば悪用されてきたが、最近激しさを増したイスラエルによるレバノン攻撃により、イスラエルに対する憎悪が深まっている。

●同ユダヤ人協会はEUならびにベルギー政府に対して、イスラエルの攻撃停止に向けて努力するよう要請している。

●また、EUと米国の声明(注:「自衛権の行使」うんぬん)にかかわらず、イスラエルは戦争犯罪を犯している、と非難している。

●博士は、ユダヤ人の中にはいまだに「大イスラエル」の夢を抱いているものがおり、イスラエル政府は頑として交渉を拒み、自己の利益のみを解決策と称して押し付けようと、攻撃的対応に終始している、と述べている。

●ディアスペラ(バビロン捕囚後のユダヤ人の離散)後のユダヤの大義に対する裏切り者とみなされている博士は、「平和は、イスラエルが1967年の国境線まで退くことなしには確保できない。イスラエルはレバノンの破壊を停止すべきである。東エルサレムはパレスチナ人に返し、エルサレムを両者の共通の首都として承認するべきだ。交渉のテーブルにつき対話を始めるべきだ。」としている。

●博士はイスラエルの攻撃を恥ずべきものと呼び、「パレスチナとレバノンにおけるレジスタンスには正当性がある。イスラエルが侵略者なのだ。ハマスが罪のない人々を殺害することは支持しないが、同時に、侵略が起こった場合のレジスタンスは擁護する。イスラエルがレバノンに対して加えているのはテロ攻撃にほかならない。」と述べた。

●博士は、西側諸国、特に欧州はイスラエルを批判することを恐れている、と非難して、「EUはイスラエルとパレスチナを平等に扱ってきた、というが、侵略者と被侵略者に平等に対応できるものだろうか?当協会はEUに対してイスラエルとのパートナーシップ協定を破棄するよう求めてきたが、レスポンスはない。」という。

●博士によれば、EUの態度は、ホロコーストに対していまだに罪悪感を抱いていることを示しているが、イスラエルは、そ(のかつての)ユダヤ人排斥を利用しているのだ、と指摘した。

●彼はユダヤ人排斥(反ユダヤ主義)と反シオニズムは別の概念であると指摘した。「反シオニズムは一つの政治的立場だ。たとえば、人が英国を批判したからといって反イギリスと評されるべきではない。同様に、イスラエルを批判したからといって、反ユダヤ主義者だということにはならない。」

●最後に博士は、現情勢を米国のベトナムにおける失敗にたとえ、今回のレバノン攻撃の成果は、イスラエルへの憎悪が10倍にも高まったことだけであり、イスラエルの目標の達成は不可能だとした。
******レバノンの最新の世論調査結果*** ヒズボラ支持は国民の 87%(2月から29%増)。
****ヒズボラはシーア派イスラムだが、非シーアの人々の間で支持が急増。回答者のうちキリスト教徒の80%、ドゥルーズ派イスラムの80%、スンニ派イスラムの89%が支持。
(Beirut Center for Research and Information)



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