地域は文化祭花盛り ノーマライゼーションと食を守る人々

地域は文化祭花盛り ノーマライゼーションと食を守る人々

 10月も23日。各地域では、文化祭が花盛りです。中学校でも文化祭の準備が佳境に入っています。

 私も今日は、午前中、富樫公民館、中村町公民館の文化祭に参加しました。新型コロナで休止してきた文化祭です。文化活動に親しむ住民の方々の力作が目を和ませてくれました。

 富樫では、体力測定や軽スポーツの紹介コーナーもあり、賑わっていました。

 午後は、松ケ枝福祉館でノーマライゼーションプラン市民フォーラム。その後は、「食を守る人々」上映と元農林水産大臣山田正彦さん講演会に駆けつけました。

 障害者差別解消法が改正されました。民間事業者にも、合理的配慮の提供が義務付けられました。行政にも、例えば医療的ケアを要する児童をサポートする学校看護師制度に、まだ不十分さがあります。当事者の立場に立った制度の拡充が必要です。障害福祉と学校教育との連携が土台として求められます。民間事業者との意思疎通や改善指導には、相当な体制も必要です。

 山田正彦元農林水産大臣は、食の安全と食料自給率の向上による食の安全保障に生涯をかけてきた人でした。農家への個別所得補償を農協を通さず直接支払う制度や環境保全機能への支払い制度は、山田さんの執念により実現しました。しかし、自民党への政権回帰により、骨抜きにされました。安倍政治です。

 除草剤や農薬の使用規制で日本は立ち遅れ、子どもの健康に深い懸念があります。消費者が動くことで、事態は打開できると、自身も実行した具体的な経験を語りました。諦めないこと。我々世代の未来への責任を穏やかに語りかけました。

 学校給食の有機食材利用と無償化は、民主化運動によって、韓国が先を走っています。主体は他方自治体です。私の政策でもあります。

 合理的配慮による障害者差別の解消。いのちを育む安全な食糧。どちらも、現代の重要な課題です。金沢でも是非前進させたい政策です。

 山田正彦さんとパイプも生まれました。