3月20日、3年前「大量破壊兵器秘匿」を口実にアメリカ、イギリスを中心とする有志連合軍が先制攻撃をイラクに仕掛けました。世界中の諸都市で大規模な反戦デモが展開される中、小泉政権は全く無批判にアメリカを支持し、自衛隊を戦地イラクに派兵してきました。イラク人の死者は、10万人ともいわれます。米兵も戦死者2000人を越えました。帰還兵の劣化ウラン弾による被曝障害、心的外傷性ストレス症候群の発症、自衛隊宿営地への着弾、サマーワでも半日デモ、ジャーナリストや人道支援ボランティアの拘束事件、殺害、偽装テロ等々、アメリカの傀儡政権がつくられ、憲法制定によって新たな権力へ移行しようにも、その破綻ぶりが隠せない状況です。自衛隊の撤退が言われるものの、航空自衛隊の駐留延長、アフガン占領のためのインド洋上での給油は続けられています。はっきりしたことは、あの戦争はウソで塗り固められた侵略戦争であったこと。日本社会は、軍の海外展開を是とする空気が醸し出され、政府与党は、衆議院圧倒的多数の勢いをかって、9条2項に自衛軍創設を明記する憲法改悪に突き進んでいます。
この3年間に起こった出来事を人間の心にかけて反芻し、「不当な戦争と加担はもうやめよ!」と市民グループがピースウォークに集まりました。300人の個人、グループが立場を越えて自主的に。中央公園での集会の後、香林坊〜片町〜竪町〜新竪町〜本多町〜そして中央公園の珍しいコースを練り歩きました。市役所の幹部、地域の少年育成にとりくむMさんとも沿道で顔を合わせ激励されました。 |