「金沢をノーベル平和賞のまちに」

金沢をノーベル平和賞のまちに

 月進会訪問団26人は、昨朝、全ての日程を終え、元気に帰路に就きました。何度も何度も感謝の言葉と握手を交わして。

 歓迎宴から明けて3日土曜日午前中は、これまでの相互訪問で大切にしてきた東北アジアの平和連帯を考える意見交換会。

 世界で唯一、金沢に存在している尹奉吉義士の暗葬之跡は、歴史認識はもとより、植民地支配からの独立運動、解放後の南北分断、軍事独裁からの民主化闘争、日米韓によるアジアの緊張政策という縦軸と横軸を結んで、時空を超えて私たちの生き方に働きかけてきます。

 上海爆弾事件をめぐる、ナショナリズムの対立を超えて、足を踏んだ側の責任、認識を埋めるための努力、不再戦のための平和精神の共有のあり方など、今回も率直な意見が、訪問団から出されました。

 私たちは、現韓国政権の韓日宥和政策には否定的です。それでも、平和のための日韓の官民の連帯は共通の課題意識になりうるとの確信を得ました。

 午後は、兼六園、金沢城公園を散策し、行列の入城祝祭を三の丸広場で観覧。夜は、円光寺文化センターに移動して、恒例の手料理によるもてなし夕食交流会で、さらに人間同士としての懇親を深めました。歌あり、踊りあり、スピーチあり❣️

 

翌4日(日)は、観光バスで立山雪の大谷、五箇山相倉合掌集落を観て回りました。皆、はしゃいでいました❣️

 このバスの中は、移動セミナー。田村さんからは、1918年富山の米騒動と翌年1919年3.1独立運動の関係性、朝鮮半島武断統治の先鞭となったことを紹介。

 私からは、暗葬之跡設置運動の体験、設置後の永代使用許可の経緯などをお話ししました。

超ハードスケジュールでしたが、またこれからの連帯活動の再スタートを切ることができました。

 

 東北アジアの自治体・市民を結んだ国際シンポジウムをぜひ金沢でとの方向性が申し合わされました。

 新たな始まりです。

 お世話いただいた全ての方々に私からも深く感謝いたします。